ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は、汗の季節の眉メイクについて。
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眉は顔立ちや印象を決めるので、「とりあえず、眉だけはメイクします!」って人は多いですよね。でも、「眉を描くのが苦手」という人も多くて、眉メイクに関するご相談をたくさん受けます。特に夏場は、がんばって描いたものが汗や皮脂で落ちやすくなるので、“落ちない眉メイク法”のオーダーが増えます。
手軽なのは、マニキュアの仕上げにトップコートを塗るように、眉専用のコート剤を仕上げに塗ることです。“アイブロウコート”は地味なアイテムですが、愛用している人が多い、隠れたロングセラーなんです。
でも、「もっとしっかり、アートメイクみたいに取れなきゃいいのに」という人には、タトゥーのように肌に着色するティントタイプのアイブロウがありますよ。タトゥーといっても1日から数日で消えるので、「失敗したら大変!」ということにはならないから、安心して。汗をかいたり擦ったりしても。落ちにくい眉になります。
落ちない眉をうまく描くコツは?
描き方のポイントは、毛のしっかりあるところから、ないところに向かって描き足していくこと。こうすれば、元の眉の形を生かしながら描けます。それと、眉は左右対称に描くのが難しいので、片方の眉を一気に仕上げないで、バランスを見ながら交互に描いていくのがコツです。
もうひとつのポイントは、眉頭には使わないこと。毛の少ない部分に使うといっても、眉頭をしっかり描いてしまうと、顔立ちがキツくなってしまうので、この部分は、普段使っているアイブロウパウダーを、ちょっと足すくらいにしましょうね。