年末の大掃除までに!“ズボラ夫“を掃除好きにする妻の心構え&段取り 「“やって”ではなく“助けてほしい”と言う」「リーダーや指揮官にならない」「“私がやった方が早い”は封印」
STEP2:掃除という決戦を前に意外と必要な【妻の段どり】
続いてSTEP2。やる気、責任感、自主性を育むにはやはり事前準備が肝。掃除という決戦を前に意外と必要な妻の段どりを紹介する。
【START】「今年の掃除は助けてほしいな」と、まずはヘルプ出しから!
【2】日時をブロックする
「大掃除の予定は先に押さえ、逃げられないようにしましょう」 (三木さん・以下同)
【3】最初にごほうびを設定
「掃除の後は食事に行くなど、ごほうびを決めて、やる気をアップ」
【4】任せた場所に責任感を持たせる
「掃除する場所は複数の選択肢を与え、最終決定は夫にさせると、主体性や責任感が生まれ、やる気が増します」 (佐光さん・以下同)
【5】掃除の全体像と着地点を共有する
「妻と夫のきれいの基準は異なることが多いので、どこまできれいにしたら終わりなのかを夫婦間で最初に共有しておきましょう」 。細かい過程よりも、目的を共有すると連帯感が生まれやすい。
【6】掃除の動画を皆で見る
「掃除の方法を妻が教えると反発するケースも。プロの動画などを見せた方が説得力があり、正しい方法を習得しやすいです」 (三木さん・以下同)
【7】一緒に買い物に行く
「男性の方が洗剤や掃除道具にこだわりがち。一緒に選んでもらうと、モチベーションが上がり、ハマると自ら掃除をするように」
【8】掃除道具置き場を作る
「掃除道具がどこにあるかわからないからできない、というケースが多いので、必要な道具をまとめておくのがおすすめ」 (佐光さん)
【GOAL】いざ大掃除開始!
◆教えてくれたのは:家事研究家・佐光紀子さん
家事をラクにするためのヒントを各メディアで発信。著書に『なぜ妻は「手伝う」と怒るのか 妻と夫の溝を埋める54のヒント』(平凡社新書)など。
◆教えてくれたのは:NPO法人tadaima!代表/家事シェア研究家・三木智有さん
共働き&現役パパ目線で、家事分担の重要性やその方法について各メディアで発信。近著に『家族全員自分で動く チーム家事』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。
取材・文/番匠郁
※女性セブン2024年12月19日号