2024年も残りわずか。新年を迎える前に、2024年の自分を振り返ってみませんか? ふだんの何気ない行動があなたの運を遠ざけているかもしれません。それらを年内に改善し、よい運を引き寄せましょう!
脳は言葉にダイレクトに反応する
「『何をやってもうまくいかない』『不運だ』などと嘆く人には、共通する口ぐせがあります」と、マインドトレーナーの田中よしこさんは言う。
「たとえば、『どうせ無理』とあきらめの言葉を口にしたら、その時点で脳はやる気を失います。私たちの脳は『言葉や動作』を強く記憶する特徴があるため、ネガティブな言葉を発するとその通りの現実を引き寄せてしまいます。『無理』と思ったら言い方を変え、『少しずつやってみよう』などと発することで、脳の意識を変えることができます」(田中さん・以下同)
否定的な発言や、言い訳が多い人の口ぐせである「でも」や「だって」もNGワード。言う前に「確かに一理あるかも」と考えてみよう。
「悪口」は、他人のことを言っていても、その声を聞いた自分の脳が不快になり、ストレスを感じてしまう。
「『私なんか』という自己否定や、『運が悪い』というのも怖い言葉です。脳がそう判断するとともに、他人からも軽く見られてしまいます。相手に『そんなことはない』と、否定してほしくて言ったのかもしれませんが、自分に呪いをかけているようなもの。卑下していいことはありません」
マイナスの感情を、プラスの言葉で表現することが運を上に向ける。
「成功した人を評価し、『自分もこうなりたい』と思うのはいいのですが、『ずるい』『そのうち失敗する』などと口に出すと、脳は『成功することはずるいこと。失敗につながる』と判断し、成功しないように働きます。逆に、人の成功や幸せを喜び、『私もいつかそうなる』などと口に出せば、成功は近づき運も開けます。
口ぐせは、当たり前になっている思考が自然と出てくるもの。無意識でも上記のような言葉を発していないか注意しましょう」
ちなみに、脳には最後に発した言葉がより強く残るという習性があるという。
「話をポジティブな言葉で締めくくれば、開運も幸せも引き寄せられます」
大掃除をして不運ポイントを改善
2025年は「乙巳(きのとみ)」。古代中国の占術をルーツとする九星気学では「二黒土星」の年となり、「足元を固め、日々の生活をきっちり整えるとよい年になる」と、開運セラピストの紫月香帆さんは言う。
「いまから生活を整え、大掃除をして運気を下げるポイントを改善することで、新年から“開運”に向けてスタートダッシュできます」(紫月さん・以下同)
家の中で、特に運気を下げてしまう12のポイント(詳細は後述)は、必ず改善しておこう。
邪気の居場所をなくし運気を上げる
年末までに、まず見直すべきは、“玄関”だ。
「家の顔である玄関が土やほこりで汚れていたり、靴が出しっ放しでは、よい気が通りにくくなり、あらゆる運気が下がります。きれいに掃除をして片付けること。その後、生のエネルギーのある観葉植物を置くといいですね。玄関から入ってくるのはよい気だけではありません。飾ったものが邪気の影響を受ける可能性があるので、家族写真などはリビングに飾りましょう」
玄関に置くといい開運アイテムは“鏡”だそう。
「玄関に入って右に置けば人間関係が、左に置けば金運がアップします。ただし、正面に置くとよい気も跳ね返してしまうので注意しましょう」
このほか、不要なものを玄関に置くのはNGだ。
「ゴミや不用品はもちろんNG。また、ゴルフバッグやアウトドアグッズなどレジャー用品を置いていると、遊びを優先するようになり、仕事運がダウンします」
もうひとつ、重点的に改善したいのは水回り。
「トイレは汚物を排出する場所なので、邪気の温床。運気を下げないためには、専用スリッパを使用して、トイレ内に邪気を留める必要があります。邪気の影響を最小限にするためには長居は厳禁、スマホも読書もおすすめできません。
浴室は自分を磨いて邪気を流す場所。汚れていては清められず、開運できません。汚れやカビがたまらないよう掃除して、シャンプー類や掃除道具の置き場も工夫しましょう」
バッグを床に置きっ放し、ぎゅうぎゅう詰めは×
散らかりがちなキッチンも運気が乱れやすい。
「冷蔵庫は冷やす場所なので、お金や人に関するものを貼ると、その関係を冷やしてしまいます。金庫にたとえられる冷蔵庫の中が整理されていない状態は、悪い気が乗じて金銭感覚が鈍り、金運が下がります。詰めこみすぎも避けましょう」
刃物はあらゆるものを切ってしまうので見えない場所に収納し、金運を象徴する米は専用の容器に入れて保管することも大切だ。
「リビングや寝室に洗濯物や季節外れの家電が出しっ放しになっていると、ズボラ体質になって家庭運がダウン。“タイミングを逃す体質”になるので注意しましょう。
クローゼットも詰めこみすぎずに整理すること。その際、段ボールの空き箱を利用しての収納は、湿気とともに邪気もたまりやすいので開運的にはNGです。寝室の枕元に物を置くのは、睡眠中によい気が頭に入るのを妨げてしまうので、ほかの場所に移動させましょう」
このほか、TPOに合う衣服を着れば、運気ダウンを防げる。寝巻きのまま仕事をするとオンとオフの区別がつかなくなり、仕事の効率がダウン。寝巻きに着替えずに寝るのも気の流れが停滞し、行動力が下がる。
「ファッションは好きなものを身につけると気分が上がります。しかし、黒色には落ち着きを与える効果がありますが、陰の気をためこみやすくなるので全身黒ずくめにするのはやめた方がいい。肌に直接触れる下着やバッグ、靴などの小物を別の色にすれば、運気の停滞を防げます。
また、すぐに使うからとバッグを床に置きっ放しにするのもNG。財布を入れて持ち歩くバッグは金庫と同じです。人が踏みつける地面に直接置けば、厄がついて金運がダウンします」
言うまでもないが、穴が開いたり、毛玉や汚れが残っている服など、手入れのされていないものも運気を下げるので、手放した方がいい。