稀代のスターが直面する問題が、日を追うごとに深刻かつ重大さを増している。昨年末から続く、中居正広(52才)の女性トラブルをめぐる一連の報道がさらに加熱。出演するCMが非公表になり、レギュラー番組が放送延期になる中、1月15日には、23年間もMCを務めていた『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)の降板が発表された。どんどんと中居の存在が消えつつある状況に、業界関係者の間では「地上波での復帰は非常に難しい。すべての番組から中居さんが降板する可能性すらある」という声まで聞こえている。
「先日の声明で、《示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました》と発表しましたが、皮肉にもそのコメントが炎上して、芸能活動が続けられない状況になっています。全く鎮火されない炎上状態に、中居さんは周囲に“引退”の二文字を漏らし始めているそうですよ。これまで地上波の番組でずっとスターだった彼が、その地上波から総スカンを食らった状況は、彼としても非常につらいはず。芸能界にしがみつきたいタイプでもないでしょうし、このまま引退する可能性が現実味を持って話されるようになっています」(芸能関係者)
「時期が来たらユーモアを交えて話したい」
SMAPのリーダーとして国民的アイドルとなり、芸能界において30年以上にわたり活躍してきた中居。お茶の間に愛されていたスターが、騒動を引き起こしたまま何も語らずに去ることになれば、多くのファンは納得しづらいだろう。何より“中居正広らしくない”。
中居はこれまで、どんな時でも自分の立場や状況を“自分の口”で説明してきた。2000年のジャニーズ退所の際には、自ら会見を開き、明確に自分の意思を伝えた。2022年に体調不良で休養した際には、病名などは伏せたがその理由をレギュラー番組で「ウヤムヤにしていたいんで。何があったか言いたくない。誤魔化しているので、みなさん、誤魔化されてほしい。時期が来たらユーモアを交えて話したい」と、独特な言い回しで語っていた。
「彼は常に自分をどう見せるか、どう説明するかを考えている人。仮に引退するとしても、このままフェードアウトするのは彼のポリシーに反する気がします。少なくとも、この終わり方は違うと感じている業界関係者は多いですよ」(中居を古くから知る芸能関係者)
近日中に何らかの動きがあるのでは
しかし、女性とのトラブルについては示談が成立していることやプライバシーの問題から、詳細を公表することはできないだろう。事情を説明することが、再び被害女性を苦しめるリスクがある。だからこそ中居は口を閉ざしているのだろうが、少なくとも今後について、改めてファンに何らかのメッセージを送るべきではないか、そういう声も大きくなっている。
「難しいとは思いますが、中居さんの口から何らかの形で“今後”について語ってもらいたいですよね。それが休養なのかあるいは……ファンを大事にする中居さんですから、次のアクションを考えているとは思います。近日中に何らかの動きがあるのではないでしょうか」(前出・中居を古くから知る芸能関係者)
困難な状況下でも、ファンのためにスターとしての振る舞いを見せられるか。中居の「誠意」が試されている。