
世界に飛び出し、ワールドツアーも成功させ、限界を決めずに挑み続けるボーイズグループ・JO1(大平祥生、川尻蓮、川西拓実、木全翔也、金城碧海、河野純喜、佐藤景瑚、白岩瑠姫、鶴房汐恩、豆原一成、與那城奨)。11人が全員揃って4年ぶりに「女性セブン」に登場。ここまでの5年間の活動で見えたもの、これからの姿を語ってもらった。
“引っ張ってもらう”存在だったJAMとの関係も変化
JO1ドキュメンタリー映画第2弾「JO1 THE MOVIE 『未完成』 -Bon Voyage-」が7月4日(金)より全国公開される。前作から3年、着実に世界へと歩みを進める5年間を追う。

――前回の映画ではコロナ禍の葛藤が見られましたが、今作は?
川尻:今回はワールドツアーや東京ドームといった大きな舞台に立つ姿を追ってもらったので、「JO1は大きくなったね」と感じられる内容になっていると思います。
豆原:大きな事件が起きるわけではないので“ただただ生きている素のぼくら”を見てもらえるかも。
大平:5周年を経て、メンバーが個々にどんな心境を語っているのかも注目してほしいですね。
――5年間活動してきて、JAMとの関係に変化はありますか?
豆原:以前は引っ張ってもらっていたように思うんですけど、去年くらいから「JO1がJAMを連れて行く」感覚があります。それだけいろんなことに挑戦して、みんなで達成しているので。
川尻:普通に考えて「アメリカでライブをやるから行ってみよう!」と思ってもらえのはすごいことだもんね。「海外の人がまめ(豆原一成)のうちわを持ってる!」とか。
大平:そうそう。東京ドーム公演でもJAMの歓声がすごくて。ほかのアーティストさんのライブにも出演しているダンサーさんからお墨付きをもらえました。それだけアツく応援してもらえているんだなと思うとうれしいです。
海外進出&東京ドームのスケールを楽しんで

――映画第2弾の特徴は?
川西:ワールドツアーの様子が見られるので、前作よりもかなりスケールが大きくなっています。
鶴房:あとは、東京ドーム公演までの道のりも。準備段階で演出家さんと意見をぶつけ合う真剣な姿も見られるはずです。
佐藤:第1弾より、ぼくらが格好よくなったところも特徴だね?
川西:確かに! 垢抜けたよね(笑い)。
――念願の東京ドーム公演を経験したからこそ見えた課題は?
川西:挨拶が長い…!
鶴房:そう、1人2〜3分しゃべったら、30分くらいかかるから。
川西:伝えたいことはたくさんあるので、なくすつもりはないですが、折り合いをつけるのが難しい…!
――また東京ドームに立つなら、やってみたいことは?
佐藤:「紅白」での小林幸子さんみたいな豪華なステージ!
川西:また言ってる(笑い)!
佐藤:ソロでいいからやりたい。
鶴房:何を歌うんですか?
佐藤:『La Pa Pa Pam』。
鶴房:なんか合いそう(笑い)!
世界進出はまだこれから着実に進んでいきたい

――今回の映画に使われていてほしい、とっておきのシーンは?
木全:ボロボロになってしまったみんなのもとにぼくがやってきて、救い出すシーンがあって…。
與那城:一切ないって(笑い)!
金城:翔也がボケてスベっているところなら映ってるかもね。
木全:最悪や(笑い)! 主題歌の『Bon Voyage』を、蓮くんと純喜くんとぼくの3人で作曲しているので、曲にも注目してみてほしいです。
金城:映画自体も、ぼくらをより深く知れて、より近くに感じられる内容になっていると思います。
――ではJO1の次なる目標は?
與那城:ワールドツアーを経験してようやく世界に挑戦する切符をもらえたと思っています。まだまだこれから。地道にJO1を広める活動をしていきたいです。
金城:このまえアメリカで最も権威のあるチャートに日本のボーイズグループで初めてランクインしたんです。ぼくらが世界に飛び出したからこそ、得られた快挙ですね。これを無駄にしないよう、今後も世界に出ていきたいです。
木全:そうして、じわじわと着実に進んでいけたらいいよね。みんなで、一緒に。
與那城:うん、それが大事だよね。
意見のぶつかり合いも成長の証もっともっと語り合いたい

――今回の映画も、長期にわたり密着カメラが追っていたとか。
河野:はい。常に撮られている状況でした。けど、監督は前作と同じかたなので安心感もありました。
白岩:「絶対にJO1をよく見せてくれる監督だ」という信頼があるからこそだよね。密着は、東京ドーム公演はもちろん、アジアツアーやワールドツアーの様子も追っていたので、前作にはないワールドワイドなぼくらを見てもらえると思います。よりGo to the TOPに近づけたかなと。
河野:あとはライブへのアプローチの仕方も、前作と今作では全然違って見えるんじゃないかな。
白岩:ライブに関しては結構意見を言い合うようになったもんね、ぼくら。そういうぶつかり合いも前回にはなかったところかな。
――ぶつかり合うことで、メンバーとの絆が深まった実感は?
河野:ありますよ。じっくり語り合って、「自分はこういう人間です」と伝え合ってきたので。
白岩:グループで活動している以上、意見が合わず言い争うことはあるもの。ただそれを単なるケンカではなく学びにしたいという意識は常に持っていました。だからいまがあるのかなと。欲を言えばこれからも、もっと語り合いたい!
スタイリスト/RIKI YAMADA ヘアメイク/佐々木美香、西尾さゆり、田村裕子、河本茜、津谷成花、島田聖香
構成/佐藤彩花 取材・文/松本まゆげ 取材/辻本幸路 衣装協力/LITTLEBIG、th products、GROSGRAIN
※女性セブン2025年7月3・10日号