この女性によると、どのテーブルに誰が着席するかは、当日配布される席次表で初めて明らかになるという。では、主催者であるジャパンソサエティは、700人の席次をどのように割り振っているのだろうか。元スタッフが明かす。
「最前列には、10人用のテーブル単位でチケットを購入する大口スポンサー企業が座ります。一方、個人チケットで入場する場合は、通常2列目以降のテーブルが割り当てられますが、そこにも“格差”があります。個人チケットには5000ドル(約72万8000円)、3000ドル(約43万6800円)、2000ドル(約29万1200円)の3種類があり、高額なチケットほど前方に優先的に割り振られる。昨年、小室さんが後ろから2列目だったとすれば、最も安い2000ドルの個人チケットでの出席だった可能性が高い。今年はそれよりも前方だったということは、LS側が購入するチケットを3000ドルのものにアップグレードさせたのかもしれません」

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ただし、小室さんらが“無償アップグレード”を受けた可能性もあるという。
「同じ価格のチケットでも、割り当てられるテーブルの列が前後することがあります。これは、出席者の所属する企業のジャパンソサエティへの貢献度や会員歴の長さに基づいて席次が調整されていると考えられます。小室さんが購入したチケットが昨年と同じだったとしても、ジャパンソサエティが彼らの“重要度”を見直し、2列前方の特等席を割り当てた可能性があります」
いずれにせよ、小室さんが日系人社会の中心に着実に食い込んでいることは間違いなさそうだ。

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