《実家は「揖保乃糸」の製麺所》ちょんまげラーメン田渕章裕が語る“そうめん”の思い出「夏休みの昼ごはんは毎日そうめん」わさびで食べようとしたら父親から激怒されたことも

コンビ名をインディアンスからちょんまげラーメンに改名し、話題となった田渕章裕。有名なそうめん・揖保乃糸の製造業を行う実家で育った田渕に、そうめんにまつわる家族とのエピソードや思い入れについて語ってもらった。
両親や祖母と食卓を囲んで育まれたそうめん愛
「ぼくにとってそうめんは第3の親。もはやDNAに組み込まれた味。ぼくの3分の1はそうめんでできています」

そう話す田渕は、播州手延そうめんの名産地・たつの市生まれ。実家は「揖保乃糸」の製造業を営む。2代目の父は、そうめん製造とカメラマンという異色の二足のわらじを履き、早朝に麺を練ってから撮影現場へ。田渕少年も箱詰めやシール貼りを手伝い、小遣い稼ぎに励んでいた。

「夏休みの昼ごはんは毎日そうめん。父は食べ方にうるさくて、薬味はねぎとしょうがだけ。毎日同じ味なので、こっそりわさびで食べようとしたら激怒されました(笑い)」

地元を離れ、ほかのそうめんを食べて初めて、「揖保乃糸」の特別なおいしさに気づいたという。
「笑い飯の哲夫さんの実家も、奈良の三輪そうめんの製造者。お互い話すと自分の推し麺を絶対に譲らない。やっぱりぼくは『揖保乃糸』が世界一ウマイと思っています」

今年6月にテレビ番組のドッキリ企画をきっかけに、結成15年目にして「ちょんまげラーメン」に改名。
「相方のきむに好きな言葉を聞いて、出てきたのが“ラーメン”だったんです」
奇しくも麺を冠した名前になり、田渕の第2ラウンドはまだ始まったばかりだ。
◆田渕章裕

6月に『インディアンス』から『ちょんまげラーメン』に改名。『M-1グランプリ』では、
2019年より3年連続で決勝に進出。8月16日に「ルミネtheよしもと」にて、改名後初となる単独ライブ『心を込めて準備中』を開催予定。
撮影/菅井淳子取材・文/岸綾香
※女性セブン2025年7月23日号