
今年2月に市制70周年を迎えた神奈川県厚木市では、記念事業の一環として映画製作が行われている。『キリコのタクト〜YELL〜』というタイトルで、高校の合唱部を舞台に、悩みを抱える若者が友情を確かめ合う物語だ。
地方自治体の事業なだけあって、今年8〜9月にかけて全編厚木市内で撮影が行われるのはもちろん、厚木市内の高校に通った名取裕子(67才)や、幼少を厚木市内で暮らした榊原郁恵(66才)ら、同市にゆかりのある大物俳優が出演する予定だ。また、宅麻伸(69才)は出演の傍ら同作のアンバサダーも担う。
そんな豪華な顔ぶれの中で、主演を務めるのは鈴木京香(57才)──のはずなのだが、不穏な状況にあるという。
「京香さんは厚木と深い縁はありませんが、市幹部のたっての希望で主演が決まりました。合唱部の顧問の音楽教師という役です。今年1月に製作が発表された際には、関係者やメディアに公表された資料にも京香さんの写真が使われ、地元メディアなどで主演が報じられました。しかし、その後、彼女の話が“なかった”ことにされているようで……」(厚木市関係者)
大々的に主演が報じられ、しかも間もなくクランクインだというのに、7月15日現在、宅麻らの名が並ぶ同作HPの出演者一覧に京香の名前は載っていない。
「3月に映画のイベントが行われたとき、当初は京香さんが登場するとされていたのに、直前になって出席しないと発表されました。HPから京香さんの名前が消され、イベントも不参加だったことで、“本当に京香さんは出るの?”“降板したの?”という声も出てきています」(前出・厚木市関係者)

京香は2023年5月、体調不良のため主演予定だった連続ドラマを降板。療養は翌年3月まで10か月に及んだ。復帰後は映画『グランメゾン・パリ』や今年11月公開の映画『栄光のバックホーム』の撮影に臨み、今年4月クールの『PJ〜航空救難団〜』(テレビ朝日系)に出演したが、京香の体調への心配の声もくすぶる。果たして、京香は本当に出演するのか──本誌『女性セブン』の取材に、『キリコのタクト』のプロデューサーが次のように回答した。
「本来1月の発表は、地元のかた向けのお知らせといった程度のものでした。その後、映画の配給会社が正式に決まり、改めて鈴木京香さんが主演することを大々的に打ち出して宣伝しようとなったのです」
つまり、1月の発表は“フライング”であり、今後、改めて京香の主演が発表されるという。
「8月15日のクランクイン前後で、再度リリースがあると思います。降板はありません。鈴木京香さんは出演されますよ」(前出・プロデューサー)
人騒がせな宣伝で……。
※女性セブン2025年7月31日・8月7日号