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長渕剛に浮上する“40才年下元モデル女性”の影 妻・志穂美悦子が胸中を明かす「37年間、何があっても支えてきました」【全文公開・後編】

妻・志穂美悦子との関係に変化が生じている長渕剛
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1987年に結婚したシンガーソングライターの長渕剛(68才)と元女優でシャンソン歌手の志穂美悦子(69才)の関係に、いままでにない変化が生じている。長渕は2年近く前から自宅にはほとんど帰らず、生活の拠点を個人事務所名義で借りている都内のマンションに移しているという。また、志穂美は2024年4月で長渕の個人事務所「オフィスレン」の取締役を辞任している。現在、長渕の身の回りの世話をしているのは、個人事務所の社員Aさん。彼女は20代半ばの元モデルで、2人は片時も離れようとしないほどに親密な関係だという。そんななか、さらに金銭に関するトラブルも発生。今後、長渕と志穂美はどうなっていくのか──。夫に尽くしてきた妻の悲痛な胸の内を詳報する。【前後編の後編】

引退撤回でアジア興行が頓挫

8月上旬には巨額の金銭トラブルも判明している。昨年6月から10月にかけて開催されたアリーナツアーの企画運営やプロモーションなどを請け負ったイベント会社・ダイヤモンドグループを相手取り、長渕が東京地裁に同社の破産を申し立てたことが報じられたのだ。

《音楽は力を持っている。アーティストが苦しみ楽曲を書き、人々の耳からはいり心に届く。間に関与する不純な輩にまんまとやられるわけにはいかない》

報道を受けて長渕が発表した異例の声明文にはストレートな怒りが込められている。長渕側の主張によれば、未払いになっているのはツアー代金の大半とファンクラブ会費を合わせた計約2億6000万円。強制執行手続きを行っても支払われなかったため、債権者破産の申し立てに踏み切ったという。

「長渕さんはイベント会社を“偽物”と非難し、長渕さんに支払われるはずの分配金が横領された可能性についても指摘していました」(芸能関係者)

一方のイベント会社側にも言い分はあるようだ。長渕とダイヤモンドグループが契約を交わしたのは2023年5月。関係者によれば、もともとは桜島コンサートで“引退興行”を打つという企画が進み、アジアツアーを含めた大規模なスケジュールが組まれていたという。

「ところが、途中で長渕さんが『引退を打つのはやめる』と言い出し、アジアでの興行も頓挫してしまった。アリーナツアーは成功を収めたものの、イベント会社が提示した収益の試算を見た長渕さんは、利益が予想を下回っていることに不満を抱き、分配金の割合を上げることを一方的に主張した。

さらにいちばん利益率の高いグッズ販売の権利を『お前らには任せられない』と言って引き上げ、CDの制作や宣伝にかかわったスタッフのギャラを5分の1程度に削ってしまったそうです」(前出・芸能関係者)

Aさん(SNSより)
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一度は話し合いで決まったはずの条件が、一方的な通達で次々に変更される異常事態にイベント会社側は困惑しきっていたという。

「ダイヤモンドグループとしては、長渕さん側との話し合いはまだ決着していないという認識だったそうです。ところが突然、破産を申し立てられ、“横領”したと非難されたことで、同社は業界での信用を失ってしまった。ほかの仕事にも大きな影響が出ているそうです」(別の芸能関係者)

一連の金銭トラブルについてオフィスレンは「契約内容の話し合いの過程で突如破産を申し立てた事実はございません。弁済期における支払いが遅延され、数回にわたり支払いを猶予しましたが、一向に支払われなかったため、この度、やむを得ず破産を申し立てた次第です」と回答。ダイヤモンドグループは「弁護士に任せています」と言うのみだった。元ツアースタッフが語る。

「Aさんもそのツアーに帯同していました。いままでは志穂美さんが会場に来て、温かい手料理を振る舞うことがスタッフの楽しみになっていたのですが、長渕さんから『もう来なくていい』と突き放されてしまったのだとか。

それでもスタッフのためにと、お子さんたちを連れて会場入りしていた彼女は廊下で立って待たされたそうです。Aさんに専用の楽屋が用意されていたことを知って、さすがの志穂美さんも“今回は許せない”とショックを受けていたといいます」

上機嫌でツアーを終えた後に待ち受けていたトラブルに長渕の怒りは収まらず、告訴も検討しているという。

一方で、その長渕も、前社長から報酬の未払いを“告発”されている。今年1月にオフィスレンの代表を辞任した前社長が、自身のSNSに《報酬が未払いのままです》と綴り、長渕側からイベント会社からの支払いがないため、《私への支払い義務もない》と理不尽な説明を受けたことを明かしたのだ。(オフィスレンは「未払いの報酬はございません」と回答)

「なんで冷凍なんだ」と志穂美に激怒

社員やスタッフが次々と長渕の元を去り、最後まで事務所に残ったのは経理の担当者とAさんだけだった。長渕はAさんを社員に登用し、ステージマネジャーの肩書も与えたという。

「マネジャーと言っても、仕事は長渕さんの考えをほかのスタッフに伝えたり、ネットの不得意な長渕さんに代わってSNSを更新する程度。それでも、長渕さんはAさんを大層気に入り、鹿児島に住む彼女の両親にも挨拶したそうです。好きな人ができると、相手の親に挨拶するのが長渕さんのルール。“一生面倒見ます”といったような話をしてきたとも聞いています」(Aさんの知人)

同じ頃、長渕と志穂美が壮絶な夫婦げんかをしていたとの証言もある。

「長渕さんは小豆島からうどんを取り寄せ、志穂美さんがだしから丁寧に取ってゆでてくれるのが好きでした。ところが、その日はたまたま冷凍うどんしか家になく、長渕さんが“なんで冷凍なんだ”と激怒。ぶちまけたうどんのつゆが志穂美さんの顔にかかり、さすがの彼女もプツンと糸が切れてしまったようです。

とっさに長渕さんの手に噛みつき、周囲にいた人たちが必死に引き離していました。長渕さんは『おれはこの手で、お前らを食わしてるんだ!』と怒鳴り散らしていたといいます」(長渕の知人)

1986年公開の映画『男はつらいよ』の制作発表会見。劇中で恋人役を演じ、ふたりは仲を深めた
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アクションスター時代に“女ブルース・リー”の異名を取り、いまもトレーニングを欠かさない志穂美は気性も激しい。過去には、彼女が繰り出した“回し蹴り”が長渕の首に直撃しKOさせたという逸話もある。

「志穂美さんは『私は“商品”には手を出さない』と暴力を否定していますが、ふたりのけんかは日常茶飯事。長渕さんが筋トレをはじめたのも、実は志穂美さんに対抗するためだったという噂もあるほどです」(前出・芸能関係者)

もっとも長渕がAさんと出会ってから夫婦が顔を合わせる時間は減り、ふたりが激しく感情をぶつけ合うこともなくなってしまったという。一連の疑問を長渕に尋ねると、オフィスレンが次のように回答した。

「志穂美氏の役員退任は、自分の時間を持ちたいとの志穂美氏の意向を尊重し、退任することとなったものです。(長渕と)A氏との不倫関係も志穂美氏との離婚の話もございません」

一方の志穂美は「答えなきゃだめ?」と困惑しつつも取材に応じた。

──Aさんと長渕さんの関係は?

「私、全然知らない。よくわからないのよ」

──過去に長渕さんに不倫騒動が持ち上がったときは、まったく気にならないと発言されていた。

「彼は本当に素晴らしいアーティスト。本質的にはとても人を愛しているし、類いまれなものを持っているから、そこは大事にしてあげたいと思っています」

──離婚を考えたことはない?

「なんでしなきゃいけないの? 結婚生活にはいろんなことが起きるし、37年間、何があっても支えてきました。私も好きなことをやらせてもらってるし、それを理解してくれてる彼には感謝しています。それ以上のコメントは控えます」

昨年1月、雑誌のインタビューを受けた志穂美は修羅場続きの結婚生活を振り返り、《自分が選んで結婚した人だから、自分の判断が間違ってたとは思いたくない》と語り、こう続けた。

《ダメにしたらもっと悔しいから。一生かけて、死ぬときに夫婦でいてよかった、と思えたらそれでいいと思っています》(『美ST』2024年1月号)

10月からはじまる全国ツアーの会場に志穂美は姿を見せるのか。周囲は固唾をのんで成り行きを見守っている。

※女性セブン2025年9月11日号

まもなく38回目の結婚記念日を迎える志穂美
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