健康・医療

今さら聞けない!?【痩せる食べ方Q&A】ダイエットに役立つ「たんぱく質」の基本

ダイエット中の悩める女子・ユキさんの疑問に、「ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)」の栄養士、アヤネさんが回答! 今回の疑問は、こちら。

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写真/アフロ
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Q ダイエットの味方「たんぱく質」。摂るコツとタイミングは?

最近、脂肪を燃焼しよう!と、ボクササイズをはじめました。運動の前後にプロテイン飲料を飲んでいる人が多いようだけれど、やはりボディメイクに効果あるの? 食事で摂る場合を含めて、コツを教えて!

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A しなやかな筋肉を養うのなら「運動の30分前」が◎!

「たんぱく質」には動物性と植物性の2種類があります。脂質をより多く含む「動物性たんぱく質」のほうが「植物性たんぱく質」よりも、胃腸に負担がかかったり、消化に時間を要したり、ということを留意しましょう。

たんぱく質は摂取した後、体の中で20種類の「アミノ酸」に分解されます。これらは「体たんぱく」に組み替えられて筋肉になったり、細胞や血液に蓄えられたりすることで、私たちの生命活動を支えています。

また、食事でたんぱく質を摂る場合は、「アミノ酸スコア」に注目を。これはたんぱく質の栄養価を計る指標で、100に近いほど、その含有量が高く、必須アミノ酸のバランスも理想的。豚肉のロースや鶏レバー、鮭、カツオ、卵、牛乳、大豆、ヨーグルトなどが“スコア100”の食材です。

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手軽にたんぱく質を摂取したいのなら、プロテイン飲料も便利。アミノ酸の中でも、「BCAA(バリン、ロイシン、イソロシン)」を含むものを選ぶと、筋肉痛の軽減などにも役立ちます。また大豆由来のたんぱく質には、女性ホルモンに似た働きをもつ「イソフラボン」が含まれている点が◎。筋力アップの効果を得たいのなら、運動の30分前に2000mgを摂取するのがもっとも効果的、といわれています。

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また、プロテインを飲むとき、「ビタミンB6」を一緒に摂ると、たんぱく質のエネルギー変換を促してくれるので、効率よく脂肪を燃焼できますよ。オススメは、バナナ。「糖質」を多く含むので、マラソンなど持久力が必要なスポーツをする際には、エネルギー補充としても役立ちます。

糖質制限ダイエット中でないのなら、プロテイン飲料とバナナを、運動のお共にしましょう!

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監修:ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)

東京を中心に全国約28万人が通うお料理教室「ABC クッキングスタジオ」の中で、ヘルスケアビジネスを推進するチーム。医療、美容、スポーツの観点から食を研究し、レシピ提案やセミナー、料理レッスンを行っている。公式サイトは、https://www.abc-cooking.co.jp/labo/