
生活家電・調理家電・浄水器などを扱う総合家電メーカー「ゼンケン」が、遠赤外線暖房機を大幅にリニューアルした。本製品がうたうのは「W暖流効果」の向上だ。本体前面からの輻射熱と、上部からの対流熱との相乗効果が従来機種より5%高まった。
「赤外線などが放射されると、熱が物体から物体へと直接伝わる現象──輻射熱が発生します。なかでも、波長が3~30μm程度の遠赤外線は人体に吸収されやすく、深部まで熱を届けるため体を芯から温めるのです」(同社営業部部長・富永悟さん、以下同)

この輻射熱は太陽光に含まれる遠赤外線とほぼ同じ性質を持つため、日向ぼっこのような柔らかな暖かさが得られるという。
さらに、熱伝導に優れた「アルミシーズヒーター」という発熱体を採用した。
「アルミの熱伝導率の高さと、鏡面仕上げを施した前面パネル裏側の反射板により、輻射熱を効率よく放射します。室温10℃の部屋が30分後には20℃まで上昇し[※1]、暖房効率もアップしました」

本体底部も前面同様、網目状になっている。これは床に漂う冷気も余さず本体下部から取り込んで、暖気を放出するためだ。
「加熱された空気は上部から、高さ2.3~2.4mまで立ち上ります。この“熱のカーテン”が冷気の侵入をブロックするため、窓際の設置もおすすめです」
節電効果にも優れている。

「自動運転モードは強モード(1000W)ですばやく部屋を暖め、室温が約20℃に達すると自動的に弱モード(500W)に切り替わります。社内試験では、約30分で出力が切り替わり、その後も快適な温度を維持。従来モデルと比較して約35%の節電効果が確認されています[※2]」
空間をやさしく暖め、風を出さず、音を立てず、乾燥もしにくいため、寝室での使用もおすすめ。ヒートショック対策として脱衣所にも適している。

操作は本体のボタンのみと、いたってシンプル。転倒時の自動停止機能や、異常な高温を察知した際に回路を遮断する温度ヒューズ、8時間の切り忘れ防止タイマーも搭載。
また、入タイマーと、切タイマーを同時に設定できるというユーザー視点の設計もうれしい。

1988年の発売開始以来、日本製にこだわり続ける同社の遠赤外線暖房機。世代を問わず、長く愛されている逸品だ。
[※1/同社試験による。恒温室(6畳)において室温10℃・強運転30分後の室内温度測定結果。 ※2/同社試験による。恒温室(6畳)において室温10℃から開始し0~120分間の測定結果。上記試験結果であり、効果を保証するものではない。]
【商品DATA】
『遠赤外線暖房機 アーバンホットRH-3000』5万5000円
サイズ/幅65×高さ43×奥行き24cm(本体奥行8cm)
質量/約6.3kg
消費電力/強1000W、中750W、弱500W
適用床面積/4.5~7畳
入タイマー/3~9時間、切タイマー/1~4時間(各1時間単位)
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取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2025年11月13・20日号