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《地上波レギュラー消滅へ》和田アキ子『アッコにおまかせ!』、2度の延期の末に来年3月で終了 黒柳徹子とは違う現状に引き際を決断か 

長年、司会を務めてきた番組が終了する和田アキ子(時事通信フォト)
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「“三度目の正直”といったところでしょうか」──テレビ局関係者がそう表現したのは、来年3月での終了が発表された情報バラエティー番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)のこと。その口ぶりからは、安堵した様子が伝わってきた。

 1985年10月の放送開始以来、和田アキ子(75才)が長年にわたり司会を務めてきた同番組は、以前から“終わり”が噂されてきた。

 昨年9月、『女性自身』が《『アッコにおまかせ!』来春終了へ》と報道。和田サイドと制作側が話し合いを重ねた結果、40周年となる2025年の春に番組を終了することで意見が一致したという内容だった。

「当時、TBSは報道内容を否定しましたが、番組にピリオドを打つことは決定事項で、あとはタイミングの問題でした。当初は報道にあったように今春での終了が検討され、それは乗り越えたものの、次に番組スタートから丸40年の今年9月が候補にあがった。一度は“9月終了”で話がまとまりかけたようですが、話し合いのなかで再度延期され、来年3月の終了になったと聞いています」(芸能関係者)

 番組内での歯に衣着せぬ物言いで「ご意見番」のイメージが定着した和田だが、皮肉にも、その発言が番組を終了に追い込んだようだ。記憶に新しいのは、昨年のパリ五輪で金メダルを獲得したやり投げの北口榛花選手に対する“トド発言”だ。

「グラウンドに寝そべる北口選手を見て“トドみたい”とコメントして大炎上しました。その後に“かわいい”と続けていたので和田さんに悪気はなかったようですが、翌週の放送で“不適切な発言、心からおわびします”と謝罪しました。

 北口選手への発言に限らず、近年の和田さんは失言で炎上することが増えていて、制作側が“もう任せておけない”と、番組の終了を決めたといわれています」(前出・芸能関係者)

『アッコにおまかせ!』終了を報告した和田(番組公式インスタグラムより)
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 たびたび炎上する和田の発言は、ここへきて過激さが増したわけではないという。

「以前は視聴者にウケていた和田さんの素直なコメントが、時代の変化で受け入れ難い発言になっていったんです。“こういう言い方は変だけど”と前置きして話すなど対策を講じていましたが、それでも時代遅れと指摘されて戸惑ったこともあったようです。

 和田さんは親交のある黒柳徹子さん(92才)が司会を務め、今年50年目を迎えた『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に続く長寿番組にしたいという考えが強かった。ですが、炎上知らずの黒柳さんとは違う現状に、ここが引き際と感じて、番組終了を受け入れるしかなかったのかもしれません」(前出・芸能関係者)

 一方で、体調に不安があったのではとの声も聞こえてくる。2023年に膝関節を手術した和田は、翌年に股関節も手術した。車椅子を使用していた時期もある。

「『おまかせ!』の本番中に、スタッフが和田さんの体調を気遣って椅子を用意することもあります。VTR中は顔だけが映る“ワイプ”になるので、座っていても番組的に問題ありません。ですが責任感の強い和田さんは、スタッフに迷惑をかけていると感じていたようです」(前出・芸能関係者)

『おまかせ!』が終われば、和田の地上波レギュラーは消滅する。“ゴッド姉ちゃん”はこのままテレビから消えてしまうのか。

女性セブン20251127日号

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