
11月1日の〝再始動〟から10日あまり。ダウンタウンの松本人志(62)と浜田雅功(62)による独自のインターネット配信サービス「DOWNTOWN+」(ダウンタウンプラス、月額1100円)の登録者数が50万人を突破したことがわかった(11月13日時点)。
同サービスを運営する吉本興業は具体的な数字を明らかにしていないが、関係者によれば「10月24日からはじまった事前登録で20万人以上」の会員を獲得し、11月1日のローンチ後に登録者数が急増したと見られる。
「芸能活動を休止していた松本さんが生配信で約1年10か月ぶりに活動を再開したことにくわえ、芸人や人気タレントが多数出演した『大喜利GRAND PRIX』、『芯くったら負け! 実のない話トーナメント』などのオリジナルコンテンツも大きな話題を呼びました。『ガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)などの過去の出演番組の配信も目玉のひとつ。YouTubeなどでは見ることのできない貴重な作品が鮮明な映像で視聴できることが往年のファンを喜ばせ、若い世代がダウンタウンを再評価するきっかけにもなっているようです」(事情を知る芸能関係者)
運営側もある程度の反響は予想していたようだが、50万人という数字は予想外の大きな上振れ。今後、浜田が本格的に参加することで、さらなる登録者数の増加も見込まれているという。
「相方の浜田さんは1日の生配信に登場せず、現時点では浜田さんによる新しいコンテンツも配信されていません。もっとも、主な理由は映像作品などのスケジュールが立て込んでいること。そう遠くないタイミングで浜田さんも合流するはずで、ダウンタウンの〝再始動〟が実現し、ダウンタウンプラスでしか視聴できないコンテンツが拡充されればいま以上に会員数が増加することは想像に難くありません」(前出・テレビ局関係者)
松本が芸能活動を休止したのは2024年1月。その後、約1年10か月に渡って表舞台から姿を消していたため、長いブランクによるファン離れや、お笑い界の世代交代を指摘する声も上がっていた。
「松本さんは30年以上に渡ってお笑い界を牽引してきましたが、これまでの主戦場はあくまでもテレビの地上波。不在の間に新しいスターが次々に登場し、松本さんが企画した番組の終了も相次ぎました。ましてや、課金制のプラットフォームは敷居が高く、ダウンタウンプラスには苦戦を予想する声も少なくなかったのです」(別の芸能関係者)
一例を挙げれば、2ちゃんねるの創設者、ひろゆきは若者の新規加入は難しいとした上で、《膨大な動画があるNetflixより高い値段なので、動画を出し続けて休めない生活が始まる。マジ修羅の道》とXに投稿。実業家の堀江貴文氏も《月額1100円で続けていくのはきつい。ほとんどのシビアな人たちはやめていくので、いいコンテンツを出し続けないと難しい》と指摘していた。だが、松本不在によるファンの〝飢餓感〟は予想以上に強かったようだ。
「ダウンタウンプラスはU-NEXTやABEMA、Amazon Prime Videoなどの既存の配信サービスとも連携し、Huluでは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』や『笑ってはいけない/罰ゲームシリーズ』の配信もはじまりました。松本さんには、休業中に温めてきた新企画や、地上波では放送できない壮大なアイディアが豊富にあり、今後もさらなるコンテンツの拡充が予定されているようです」(前出・芸能関係者)
大方の予想を覆し、好調な滑り出しを見せたダウンタウンプラス。松本が仕掛ける次なる展開に大きな注目が集まっている。





