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三田寛子、長男・橋之助の「金屏風婚約会見」の背景に“夫の愛人との因縁” 能條愛未とは別の“婚約者とされる女性”は「芝翫の愛人の後輩筋」だった

夫・中村芝翫と別居状態にある三田寛子
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 まばゆい金屏風を背景に寄り添った、美男美女。歌舞伎界のホープと、梨園の妻となる覚悟を決めた元アイドルの婚約に、世間は万雷の拍手を送った。しかしその裏では、母の強い思いとかつての“道ならぬ恋”の火種が渦巻いて──。

「役者としても、またひとりの男としても、お客さまを大事に、家族を大事に、仲間を大事に、そして愛未を大事に、素敵な家族を築いて参りたいと思います」

 言葉を噛みしめるようにこう語ったのは、「歌舞伎界のプリンス」・中村橋之助(29才)。歌舞伎の名門「成駒屋」の当代・中村芝翫(60才)と三田寛子(59才)夫妻の長男である。

 11月10日、橋之助はアイドルグループ『乃木坂46』の元メンバーで女優の能條愛未(31才)との婚約を発表。同日、都内のホテルに大勢の芸能リポーターを集め、金屏風の前で婚約会見を行った。

「2021年に共演したミュージカルでのなれ初めや、ハワイでのプロポーズのいきさつを明かしました。会見途中、橋之助さんが能條さんの方をじっと見つめたり、彼女の髪の毛や着物のちょっとした乱れを直したりするシーンも。橋之助さんのぞっこんぶりが伝わるラブラブな会見に、SNS上では好意的な反響が相次ぎました」(スポーツ紙記者)

 左手薬指に高級ジュエリーブランド『ハリーウィンストン』の300万円ともいわれるダイヤモンドのリングを光らせ、「橋之助さんを隣でしっかりと支えられるよう、サポートできるよう、精進して参りたいと思っております」と、嫁入りの決意を語った能條。将来を嘱望される歌舞伎俳優の妻になることを選んだ彼女は、どんな人物なのか。

能條(右)に受け継がれた着物は、橋之助(左)の祖父にあたる七代目芝翫が三田のために選んだものだという
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『乃木坂46』の1期生で、西野七瀬ら、卒業後も活躍する人気メンバーを多数擁する「華の94年組」の1人──一見して華やかな経歴だが、彼女の芸能人生は決して順風満帆と言えるものではなかったという。

「一人っ子の彼女は、典型的な“ステージママ”のもと、幼少から芸能界を夢見て多くのオーディションを受けていた。しかしなかなか芽が出ず、中学生頃から少しずつ舞台などの作品に出演するように。当時はローカルアイドルのメンバーとしても活動し、セクシーな水着グラビアにも挑戦しています。

 そんな中、16才だった2011年に乃木坂46のオーディションに合格。デビューを果たしたもののアイドルとしての人気はイマイチで、その後ブレークすることもなく、2018年にグループを卒業しました。

 舞台に軸足を移した後は、周囲に『収入が激減した』とぼやいていた。ただ元来が素直な性格で、ぶりっ子をしない“男っぽさ”があり、同世代の異性から人気があったようです。橋之助さんも、幼少期から苦労を重ねた彼女の経験や飾らない性格に惹かれたのかもしれませんね」(芸能関係者)

 4年半の交際を実らせたふたりだが、今回の婚約発表には、首をかしげる関係者もいる。

「能條さんと橋之助さんの交際が最初に報じられた当初、橋之助さんには結婚を考えていたAさんという女性がいましたから、大変驚きました。おふたりの幸せいっぱいの会見を見て、Aさんはいま何を思うのでしょうね……」(梨園関係者)

結婚を約束した婚約者の存在

 本誌『女性セブン』が橋之助の“二股交際”を報じたのは2021年4月。稽古後の橋之助が能條の自宅に4連泊する様子をキャッチしてふたりの手つなぎデートを報じたが、実はこのとき、橋之助には婚約者とされる女性がいたのだ。

「Aさんは、京都・祇園の元ナンバーワン芸妓。橋之助さんとは2016年頃から交際していたようです。井上真央さん似の美女で知られるAさんと橋之助さんの深い関係は梨園でも有名で、Aさんは2019年の夏に“橋之助さんと結婚するから”といって惜しまれつつ芸妓を引退して、上京もしています」(前出・梨園関係者)

 しかし、Aさんと橋之助の結婚を強硬に反対していたのが三田だった。背景には夫の芝翫をめぐる“因縁”があったという。

「Aさんは芝翫さんの長年の愛人の後輩筋にあたり、彼女から相当にかわいがられている存在だったのです」(前出・梨園関係者)

 その愛人とは2016年、『週刊文春』によって芝翫との不倫が報じられた京都の人気芸妓・Bさん。当時の芝翫はまだ「橋之助」を名乗り、大名跡「中村芝翫」八代目の襲名を直前に控えていた。『週刊文春』には、東京・浅草で行われた華やかな「お練り」で、降りしきる雨の中、傘を差したBさんがはかなく芝翫を見つめる写真も掲載された。

 母である三田が強く反対する一方、梨園関係者の間ではAさんこそ「成駒屋の妻」にふさわしいとの声が多く聞かれたという。

「Aさんは歌舞伎界の大御所の親戚筋で、芸事への理解も深いことから、故・中村勘三郎さんの妻で芝翫さんの姉である好江さんも、Aさんをプッシュしていました。しかし、夫の愛人と親しいAさんと長男の結婚は、三田さんにとってどうしても許せなかったのでしょう。

 Aさんとの結婚に反対し続け、橋之助さんも能條さんと人生を歩む道を選択。“粘り勝ち”となった三田さんは、金屏風の前で会見するふたりを見つめながら内心ほくそ笑んでいたはずです」(前出・梨園関係者)

記者の取材を振り切るためダッシュする芝翫(2024年6月)
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 振り返れば能條と同じく、三田もアイドルから梨園の妻に転身した。

「『花の82年組』の1人である三田さんは、しきたりだらけの歌舞伎界で認められるため和洋中の料理教室に通い、華道や書道などの習い事もこなし、贔屓筋の顔と名前を全部覚えた。“言い訳は口答え”という梨園の教えに従い、ぐっと涙をのむこともあったそうです。

 夫の不倫が報じられた際も、『ウチには芸の肥やしはありません』と明言して火消しに努め、その後、話題を逆手に取って公演チケットを売り切るなどの見事な立ち回りは、“梨園の妻の鑑”と絶賛されました」(前出・梨園関係者)

 一方の芝翫はBさんの後に報じられた別の愛人との縁が切れず、三田はいまも夫とは別居状態を継続している。ただし、元アイドルとして共鳴する能條には徹底したサポートをするはずだという。

「婚約会見で能條さんが着ていた着物は、当時三田さんが芝翫さんとの婚約会見で着ていたものでした。三田さんから『よければ着てちょうだい』と提案し、会見の1か月前から虫干しなどの準備をしていたそうです。能條さんにかけている期待が相当大きいということでしょうね。新妻を助ける面もあれば、梨園の妻になるための“厳しい指導”もしながらサポートしていくつもりでしょう」(別の梨園関係者)

 三田が梨園の妻となって35年が過ぎた。三田と能條の元アイドル同士の嫁姑関係は順調な滑り出しを見せそうだ。

女性セブン2025124日号 

スマホを見ながら歩く中村芝翫(2024年)
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お札を出す中村芝翫(2024年)
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中村芝翫の実家から出かける愛人のAさん(2024年6月)
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お互いにインスタグラムで結婚を報告(インスタグラムより)
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夜の町に現れた中村と能條(2021年)
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焼肉店で食事をした後、手を繋いで帰宅(2021年)
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出会いは2021年のミュージカル『ポーの一族』(2021年)
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腕を組んで歩く能條(2021年)
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車に乗り込む二人(2021年)
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お相手は元乃木坂の能條(2021年)
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主演映画を紹介する中村(インスタグラムより)
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過去にはウェディングドレス姿を披露(インスタグラムより)
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バースデーイベントを行った能條(インスタグラムより)
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