健康・医療

食べ過ぎをリセット【痩せる食べ方Q&A】カロリーを脂肪に変えない食材は?

ダイエット中の悩める女子・ユキさんの疑問に、「ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)」の栄養士・アヤネさんが回答! 今回の疑問は、こちら。

Q 運動せずに、食べ過ぎをチャラにしたい…。どうすればいい?

パーティシーズンに入って、ごちそうを食べる機会が倍増! おかげで食べ過ぎているような気がするんです。おいしいスイーツもいっぱいだし…。運動以外で食べ過ぎをなんとかする方法、ないですか?

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A ”代謝ビタミン”を摂取して、脂肪を貯めない体に!

確かに「糖質」や「脂質」は、多く摂り過ぎると、脂肪として体に蓄積してしまいますね。少しでもこれを軽減したいのなら、効率よくエネルギーへと変換していきたいところ。

そこで、注目したいのが、”代謝ビタミン”とも呼ばれる「ビタミンB群」。代謝を促進する「補酵素」としての働きをもち、中でも「ビタミンB1」は「糖質」、「ビタミンB2」は「脂質」のエネルギー変換を促してくれます。

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写真/アフロ
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「ビタミンB6」も「たんぱく質」の代謝を促進したり、血液や筋肉を作る酵素の働きを助けたり、といった効果が期待できるので、ダイエットに◎。「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンB6」を含む主な食材は、以下。

【ビタミンB1】
豚肉、玄米、大豆製品

【ビタミンB2】
乳製品、納豆、ほうれん草、レバー、うなぎ

【ビタミンB6】
乳製品、納豆、葉物野菜(ほうれん草や小松菜など)、レバー、うなぎ、卵

並べてみると、乳製品や納豆、うなぎ、ほうれん草など、2種類以上のビタミンB群を含む食材があるのがわかりますね。中でもオススメなのは、女性にうれしい鉄分も豊富なレバー。乳製品や大豆製品なども、普段の食事に取り入れやすいと思います。

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ビタミンB群の摂取が足りないと、代謝がスムーズにいかず、体に疲労感が残ることも。これは脂肪を燃焼するときに発生する「乳酸」が体に溜まって、筋肉を動かすための電気信号が伝わりづらい状態へとなるため。そうすると、運動するのも億劫になっていってしまいますよね。

寝ても疲れがとれなかったり、集中力が切れやすかったりする場合は、ビタミンB群が不足している可能性が。ダイエットのためにも気をつけてみましょう!

【食べ過ぎリセットに役立つレシピは、こちら!】
【痩せレシピ】便秘改善にも役立つ「大豆のコンソメスープ煮」
【痩せレシピ】運動後に◎の「鶏ささみと豆腐の炒め物」
【痩せレシピ】脂質の代謝に役立つ「レバーときのこのバターしょうゆ炒め」
【痩せレシピ】脂質の代謝に役立つ「牛肉とレバーのケチャップ煮」
【痩せレシピ】糖質の代謝を促す「豚肉とトマトのしょうが炒め」
【痩せレシピ】免疫力アップにも役立つ「うなぎの混ぜごはん」

監修:ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)

東京を中心に全国約28万人が通うお料理教室「ABC クッキングスタジオ」の中で、ヘルスケアビジネスを推進するチーム。医療、美容、スポーツの観点から食を研究し、レシピ提案やセミナー、料理レッスンを行っている。公式サイトは、https://www.abc-cooking.co.jp/labo/