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《ぼくの妻は「牛」》『愛の不時着』夫婦ヒョンビン&ソン・イェジン「映画賞」で“愛の抱擁”

夫婦揃って公の場に登場するのは初めて。(写真/時事通信)
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「韓国三大映画賞」の一つである「青龍映画賞」(11月19日開催)で、ヒョンビン(43)とソン・イェジン(43)が、それぞれ主演男優賞と主演女優賞を受賞。史上初の夫婦“W受賞”に、韓国中が沸き立った。

 

ふたりは、2019年にNetflixで配信され、空前のブームを巻き起こしたドラマ『愛の不時着』での共演をきっかけに交際を開始し、2022年に結婚。同年に第一子が誕生した。まるでドラマの続編のような展開に、世界中のファンが祝福ムードに包まれた。

 

産休と育休でしばらく仕事から離れていたイェジンは、2025年9月公開の映画『仕方がない』で女優復帰を果たし、今回主演女優賞を受賞。母親と女優業の両立に初めて挑んだ思い入れ深い作品だっただけに、湧き上がる思いは一段と強かったという。

 

「イェジンの名前が呼ばれると、ヒョンビンは誰よりも早く大きな拍手を送っていました。涙を浮かべる彼女を愛のこもった目で見つめ、抱き寄せる姿は映画のワンシーンのように美しく、会場中に割れんばかりの拍手が響きました」(韓国映画ライター)

 

イェジンの涙の理由は、復帰作の評価が二分したことにあったようだ。

 

「『仕方がない』はイ・ビョンホンとの共演が話題を呼んだ一方、グロテスクな描写に《途中で席を立った》という意見も散見されました。それだけに、彼女の中でも受賞できるとは思っていなかったのでしょう。発表直後の呆然とした表情が、彼女の苦悩を物語っていました」(前出・韓国映画ライター)

映画祭後に公開された仲睦まじいツーショット。(イェジンのインスタグラムより)
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主演男優賞では、映画『ハルビン』(2025年7月公開)でヒョンビンが受賞。スピーチで「存在だけで大きな力になるイェジンさん、そして息子よ、愛しているよ。ありがとう」と語り、イェジンも席からハートポーズで応じた。

「結婚後、夫婦のツーショットは今回が初。周囲にいる大勢の映画関係者には脇目も振らず、完全にふたりの世界でした。ヒョンビンはイェジンに身を寄せ何度も話しかけていて終始仲のよさが伝わってきた。そのラブラブぶりはSNSで拡散され、大きな反響を呼びました」(前出・韓国映画ライター)

 

普段は互いを「チャギ(ハニー)」と呼びあうというヒョンビンとイェジン。夫婦円満の秘訣は、結婚前から変わらない相手への敬愛と深い信頼 だという。

 

「ヒョンビンは、『愛の不時着』の撮影時、イェジンを”牛”と評していました。韓国語で牛は『一生懸命な努力家』 という最高の褒め言葉。一方のイェジンもヒョンビンを『いちばんの役者』と称賛しています。撮影を通じて、お互いの才能を認め合っていた。今でも相手の出演映画試写会には必ず出席し、撮影現場にフードトラックを差し入れたりとお互いの俳優活動を応援し、支え合っています」(前出・韓国映画ライター)

 

ふたりの愛の物語は、これからも続いていく。