《中居正広、周辺に変化》松本人志とベッキーは配信で、劇団ひとりと古市憲寿はラジオで…中居の存在を匂わせる共演者たち 復帰の場は福祉活動か、施設訪問を前向きに検討

フジテレビが設置した第三者委員会から「性暴力」の烙印を押され、抗議に対して「やり取りを差し控える」と通達されたのは約半年前。論戦の場を奪われて沈黙を続ける中居正広(53才)だが、反撃がトーンダウンしたわけではない。名誉回復に向けて再び動き始める──。【前後編の前編】
フジテレビの元女性アナウンサーとのトラブルによって芸能界を去ってから、もうすぐ1年。中居正広の周辺が、ここへきて慌ただしくなってきた。中居と長年の親交がある松本人志(62才)は、独自のインターネット配信サービス『DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)』で、ゲスト出演したベッキー(41才)とある話題で盛り上がった。
「12月5日に配信された動画で、過去に3人で訪れた飲食店の話をしていました。3人目をベッキーさんは“あの人”と表現していましたが、松本さんは語尾に“だべ”とつけて“あの人”のことを匂わせたのです。“だべ”は中居さんの出身地である湘南(神奈川県)の方言で、彼の口癖でもあります。
実は、ベッキーさんが2016年に不倫疑惑を報じられ活動休止になったとき、彼女を励ます会合を開いたのが中居さんでした。そのときのことを話していたようで、“あの人”が中居さんを指していることは明白。話題にのぼったことに驚いた視聴者も多かったようです」(芸能関係者)
トラブル発覚直後に放送が終了した『中居正広の土曜日な会』(テレビ朝日系)に出演していた劇団ひとり(48才)と作家の古市憲寿氏(40才)も、10月22日放送のラジオ番組で、一連の中居騒動に触れた。
「久しぶりの再会を“ちょうど10か月ぶりですね”、“以前は毎週会っていたのに、パタッと会わなくなって。何かあったんでしたっけね”ととぼけながら、中居さんのことをほのめかしていました。これまで報道番組以外で、中居さんのことを間接的にでも触れる芸能人はいなかったので、2人のこのやり取りにドキッとした人も少なくなかった」(別の芸能関係者)

彼らが中居の存在を匂わせ始めたのは、一時は憔悴してしまい片時も目が離せない状態だった中居の私生活が、変化したからかもしれない。
「現在の中居さんは、無造作に伸ばしていた白髪交じりの髪の毛を短くカットして黒く染め直し、自ら愛車のハンドルを握って外出する機会が増えています。長年の趣味だった麻雀やゴルフにも意欲を見せているようで、日常を取り戻しつつある様子がうかがえます。そうした変化を聞いた中居さんを気にかける人たちが、世間の反応をさぐるために、観測気球的に彼の話題を出しているとの見方もあります」(前出・芸能関係者)
依然として人目を避ける日々を送っている中居だが、騒動から1年が経ったいま、現実的な社会復帰の道を模索しているという。そこで中居の周囲が“復帰の場”として検討しているのが、福祉活動による社会貢献だ。
阪神・淡路大震災(1995年)や東日本大震災(2011年)など、震災時に多額の寄付をしてきた中居は、公益のために私財を投じた人に贈られる「紺綬褒章」を3度受章している。寄付の総額は3億円近いといわれ、被災地にも積極的に足を運ぶ彼は2016年の熊本地震でも現地で炊き出しを行った。
「復帰への第一歩として、中居さんの知人が運営に携わる施設を訪問するという案が出ているようです。中居さんは関係者らの声に耳を傾けながら、前向きに検討を始めているそうです」(中居の知人)
(後編へ続く)
※女性セブン2025年12月25日・2026年1月1日号