【親友が独占告白】ちあきなおみ、33年沈黙の真相「女子旅」「100円ショップでたくさん買い物」…ドライブ中に歌ったのは童謡ばかり「その声は歌の神さまのように聞こえた」
100円ショップでたくさん買い物
休止以降のちあきの動静は知られていない。だが、その空白期間にちあきは、親友を頼っていた。
「郷さんを失った悲しみは決して癒えることはないと思いますが、みえちゃんはずっとふさぎ込んでいたわけではありません。
少し前ですが、私がまだ都心に住んでいた頃には、私の運転で気晴らしにドライブすることもよくありました。どこに行くわけでもなく、皇居のまわりをぐるぐる回ったり。そんなときに、“ねえひろ子ちゃん、歌おうよ”って言って“デュエット”したものです。
私がメインを歌っていると、みえちゃんは上手だからハモってくれるの。ドライブしていると幼少期を思い出すのか、歌うのは『ふるさと』とか『紅葉』といった童謡ばかり。みえちゃんの声は歌の神さまのように聞こえました。その後も、みえちゃんの歌は聴いたけど、“ちあきなおみ”としてステージ上で披露してきた曲を歌うことは一度もありませんでした」
同じ時間を共有したちあきと津軽は、2人だけの“女子旅”も楽しんだ。
「私が“海外に行ったことがない”って言ったら“じゃあサイパン行こうか”って言ってくれて。私の初めての海外旅行はみえちゃんと。ほかにもいっぱい行きました。行き先に特に深い理由はなくて、お互い行ってみたいところになんとなく行くんです。日光とか、熱海もあったかしら。
北海道にも2回行きました。網走と函館。網走で泊まったのは市内でいちばん大きなホテル。そこに卓球台があったのね。みえちゃんの実家に卓球台があったとかで、“ちょっとやろうよ”って。でもお互い空振りしたり、球が明後日の方向に飛んだり。そうすると大きな声で笑うのよ。居合わせたほかのお客さんから“ちあきなおみだ”って騒がれそうになっていました。
函館に行ったときには、ちょっと別行動していたら、100円ショップでたくさん買い物をしていました。東京ではなかなか行けないから、楽しかったのかもしれないですね」

活動休止から30年以上が経ったいまでも、ちあきの歌声を待つファンは多い。
「一度だけ、“みえちゃん、みんな(復帰を)待っているんだよ”って伝えたことがあります。そしたら、すごく悲しそうな顔で“ひろ子ちゃんまで、なんでそんなこと言うのよ”って怒られたんです。郷さんが亡くなって、みえちゃんには歌う目的がなくなってしまった。それくらい、郷さんの存在が大きかったんだと思います。みえちゃんの唯一の仕事は、郷さんのお墓参り。一日でも長くお墓参りができればいいと考えているのだと思います。
いま思えば下積み時代、みえちゃんは“売れたい”とか“紅白歌合戦に出たい”といったような、大きな夢を語ることはありませんでした。人を蹴落としてでも有名になりたい、といった気持ちがなかったんですよ。だから、歌の世界と決別できてしまった面もあったと思います。
ファンのひとりとして、みえちゃんに歌ってとは言えません。私は眠れないとき、みえちゃんの歌を聴いています。みえちゃんはたくさんの歌を出しているから、そうして時々思い出して、皆さんに末永く愛してもらえるのが願いです」
その気持ちは、多くのファンも同様だろう。
※女性セブン2026年2月5日号