
本格的な受験シーズンが到来した。合否を分けるのはそれまで自分が積み重ねてきた努力の量だと頭では理解していても、いざ本番が近づくと神頼みしたくなるのが人間の性というもの。そこで今回は、人々から“落ちない”ことで知られる神社や寺を徹底取材。全4回に渡って最強の「開運スポット」を紹介する。【第3回】
『鉄道最高地点神社』(長野県南佐久郡)
山梨県の避暑地として知られる清里と、国立天文台がある長野県野辺山のちょうど中間地点にあるのが『鉄道最高地点神社』(長野県南佐久郡)だ。
山梨県北杜市の小淵沢駅から長野県小諸市の小諸駅を結ぶJR小海線が、全国のJRの路線でいちばん標高が高いところ、すなわち「最高地点」を走っていることを記念して2005年に建てられたこの神社。線路脇には木製の標柱や石碑も並び、鉄道ファンの間では人気が高いスポットとなっている。
「1990年に発足した『JR最高地点を愛する会』という地元の有志による団体が、この場所を守り、広めようと活動してきたことが始まりです。当時は、神社のすぐそばにあるレストラン『最高地点』の先代のオーナーたちが中心となって活動をしていました。
その頃は畑と線路が続くのどかな景色のなかに大きな標柱が立っているだけでしたが、踏切があり列車が必ず一時停止する場所だったので、写真を撮る人が多かったんです。それが、道路の整備で踏切が移動してしまい、列車が止まらなくなってしまった。そのため、周辺を訪れる人も減ってしまったんです。このままでは辺り一帯が廃れてしまうという危機感を持った若者が立ち上がり、『日本一の場所をもっと大事にしよう』と、掃除をしたり線路沿いにコスモスを植えたりといった地道な美化活動を行うようになりました」(神社の管理者・以下同)

そしてさらなるシンボルとして建立されたのが鉄道神社だ。レストランでは御朱印や絵馬、千社札などのオリジナル授与品を販売しており、いまも地域全体で「最高地点」を盛り上げようという機運は受け継がれている。
この神社の特徴は、鉄道にまつわるものをそのまま活かしている点だ。