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《天皇皇后両陛下、ベルギー・オランダ訪問へ》雅子さま「24年ぶりの記者会見解禁」に高まる期待、絆が深い両国訪問は最適のタイミング 2002年の会見では猛バッシングの過去

オランダとベルギーを訪問される予定の雅子さま(2025年12月、東京・千代田区。撮影/JMPA)
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 1月21日、天皇皇后両陛下がオランダとベルギーを公式訪問される方向で調整が進んでいることが報じられた。今年6月の予定で、2週間ほどの滞在中、晩餐会や歓迎行事に出席されるとみられている。雅子さまにとってオランダは思い入れの深い国だ。2006年、当時のベアトリクス女王が、雅子さまが静かな環境で病気療養に専念できるようにと天皇ご一家をオランダに招待し、異例の海外静養が実現。さらに2013年、現国王の即位式の際は、体調不安でご訪問を逡巡される雅子さまに、マキシマ王妃が直接、励ましと招待の電話をかけたこともあった。

 一方のベルギーは雅子さまにとって“因縁の地”。1999年、皇太子時代の陛下と雅子さまがフィリップ国王の結婚式に出席された折、ベルギーから帰国された3日後、朝日新聞が《雅子さま 懐妊の兆候》とスクープし、極めてプライベートな情報が漏れたことにいたくショックを受けられた雅子さまはその後、流産という大変につらい経験をされた。

 両国への訪問が実現すれば、両陛下にとって即位後4度目となる海外訪問となるが、雅子さまの思いやいかに。【前後編の後編】

 雅子さまが一度に複数国を訪問されるのは、2002年のニュージーランド・オーストラリアご訪問以来、24年ぶりとなる。そしてこの海外ご訪問を最後に、雅子さまが取りやめられてきたことがもう1つ──。

「雅子さまは2002年12月、お誕生日とニュージーランド・オーストラリアご訪問に際しての会見以来、記者会見で国民に肉声を届けられていません。昨年のモンゴルご訪問時もカメラの前で記者の質問に答えたのは陛下おひとりでした。雅子さまがこれほど会見を忌避されるのは、2002年の会見での発言が原因で、猛烈なバッシングに晒されることになったからだとされています」(皇室ジャーナリスト)

ベルギーで、当時皇太子だったフィリップ国王の結婚式に出席された両陛下(1999年、ベルギー。時事通信フォト)
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 当時は、待望の第1子である愛子さまを出産されてから、ちょうど1年が経ったタイミング。皇室入り当初からお世継ぎの重圧に晒され、雅子さまの海外ご公務を減らそうとする動きもあっただけに、ニュージーランド・オーストラリアへのご訪問は“愛子さまを産んだご褒美旅行だ”という心ない声も上がっていた。

「雅子さまは会見で《外国訪問をすることがなかなか難しいという状況は、正直申しまして私自身その状況に適応することになかなか大きな努力が要ったということがございます》と語られました。約四半世紀前という時代の空気もあったのでしょう。この発言に対し“男児を産むことより海外訪問の方が重要なのか”との声が噴出する事態となったのです。

 外務省のキャリア官僚だった雅子さまにとっては、国際親善に貢献したいという強い思いで決意された皇室入りであり、幼少の頃から、海外に行くことは生活の一部。元来、記者会見ではご自分の言葉で正直な思いを語ってこられた雅子さまですから、その日も、ご自身の懊悩を素直に吐露された。それが意図に反して言葉尻が捉えられ、激しく批判されることになりました」(前出・皇室ジャーナリスト)

 さらに、当時の宮内庁長官が追い打ちをかけた。

「雅子さまの発言を受け、当時の湯浅利夫長官が“あれほど海外に行きたいとは思っていなかった”と苦言を呈したのです。公然と雅子さまを批判したのも同然で、異例の事態でした。これを機に、雅子さまは皇室内で決定的に孤立を深められることになった。翌2003年12月、雅子さまは帯状疱疹で入院し、そのまま長期療養を余儀なくされることになりました」(前出・皇室ジャーナリスト)

招待国への感謝を示すため

 療養に入られてから20年以上の歳月が経ち、少しずつ自信を取り戻されている雅子さま。いま宮内庁内部では、そんな雅子さまの“記者会見解禁”への期待が高まっているという。

「海外ご訪問に際しての記者会見は、日本の皇后として事前に語りかけることで、招待国への感謝や両国の友好を示すことにもつながるのです。絆が深いベルギーとオランダ両国へのご訪問とあって、24年ぶりに記者会見を行うには最適のタイミングといえるでしょう。ここ数年、雅子さまのご快復を実感している周囲では、会見への機運がいまだかつてないほど高まっています」(宮内庁関係者)

 そして今回の欧州歴訪は、雅子さまがますます自信を深められる契機になりそうだという。

「天皇皇后両陛下への公式のご招待とあって、今回のご訪問に愛子さまは同行されない可能性が高いとみられています。これまで、雅子さまの“精神安定剤”のような存在としてもご活躍されてきた愛子さまの不在には一抹の不安もありますが、24年ぶりの歴訪をやり遂げられれば、雅子さまにとっても大きな一歩となるはずです」(前出・皇室ジャーナリスト)

 御代がわりから8年目を迎えたいま、国母の輝きはますます増していく。

女性セブン2026212日号 

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