
あまりに酷な事実とタイミングとなった。男女混合パフォーマンスグループ「AAA」のメインボーカルだった西島隆弘(39才)が2月11日、自身の公式サイトなどを更新し、同日をもってグループを脱退することを発表した。
理由は、度重なる喉の不調と、それに伴う4度目の手術だという。西島は「経過を見守ってまいりましたが、これまでの積み重ねもあり、今回は少し長期的な治療および療養が必要となりました」と説明し、治療に専念するためにAAAを離れる決断を下した。
西島は、長らく喉の不調に悩んでいた。2024年1月には全治3か月の声帯炎と診断されたことを公表。2025年9月には「十分に回復しないままソロのドームツアーを続けたことで、声帯への負担が重なり症状が悪化」したとして、3度目の声帯手術を行っていた。そして、今回は4度目の喉の手術を告白。ボーカリストにとって命ともいえる喉が原因でのグループ脱退という事実は、ファンにとっても辛いニュースとなった。
しかし、今回の発表は、単なる「体調不良による脱退」には留まらず、関係者やファンの間に複雑な感情と戸惑いを広げている。その一因は、発表のタイミングだ。
AAAは、結成15周年イヤーの2020年限りで活動を休止。2021年年末に全国ドームツアーのために活動を再開したが、そこで公式ファンクラブの2022年での終了も発表して、本格的な活動休止に入った。
朗報が舞い込んだのは、結成20周年の昨年9月14日。公式SNSが更新されて、12月3日には、AAAの20周年イヤーを記念して與真司郎、宇野実彩子、末吉秀太の3人によるイベント「AAA 20th Anniversary – Always, All Around -」の開催が、高らかに発表されたばかりだった。
ある音楽関係者は「待ちに待った活動再開のライブツアーが、2月22日の愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール公演でスタート。神戸、東京とツアー形式で回ります。みんなの気持ちが一番高ぶる、そのライブ直前で、西島さんは脱退を発表したのです。ファンの中には天から叩き落されたかのようなショックを受けた人たちもいるのではないでしょうか」と話す。
西島は、そもそもこのイベントの出演者に名を連ねていなかった。SKY-HIとして「BE:FIRST」のプロデュース業などで大忙しの日高光啓(39才)ともども、西島は当初から不参加となっていた。関係者によれば、「與、宇野、末吉の3人でのイベントではありますが、チケットは発売即完売。西島さんや日高さんがいなくても、営業面では大きな影響はなかった」という。
それでも、グループの顔でもあった西島の脱退ニュースは、祝祭に水を差す形になったことは否めない。ファンからは、西島の体調を気遣う声とともに、「20周年を一緒に祝いたかった」、「脱退発表はイベントが終わってからでもよかったのでは」、「なぜこのタイミングなのか」といった困惑の声も。SNSがザワつくのは、仕方がなかった。
西島は発表の中で、「本人および関係者間で慎重に協議を重ねた結果、このような結論に至りました」と述べていた。本人としても苦渋の決断だったのだろうが、20年という節目を目前にしての別離は、あまりにもドラマチックで、同時に残酷な事実となった。
一方、「Nissy」としてのソロ活動については、「体調の回復を第一に、個人のペースで今後を検討」としていて、引退ではないということだ。
2月22日からのイベントでは、メンバー3人がどのような言葉でこの事態に触れるのか。ファンならずとも気になる再出発となる。