藤田紀子さん“高級ホテルのような”海辺の老人ホーム生活 骨折を機に入居を決断し、都内超高級住宅地のマンションは売却 2人の息子に頼らずにおひとりさま生活を満喫

お茶の間を賑わせ続けた“角界のロイヤルファミリー”。すったもんだの愛憎劇の果て、独身生活を謳歌していたおかみさんが、ひっそりと老後の住まいを移していた。その静かな決断の胸中とは──。
潮風がそよぐ海岸エリアでひときわ存在感を放つ大きな建物。エントランスをくぐるとコンシェルジュが出迎え、ロビーラウンジには豊かな自然光が降りそそぐ。カフェでは住人たちの朗らかな笑い声がこだまし、ダイニングには好みに合わせた彩り豊かな料理が並び、ヘッドスパやサウナまで楽しめる──高級ホテルのようなこの施設は「住宅型有料老人ホーム」。至れり尽くせりの館内で“おひとりさま”を満喫しているのは、平成の“若貴フィーバー”の文字通りの生みの親。長男・花田虎上(元若乃花、55才)と次男・貴乃花光司(53才)の元両横綱の母・藤田紀子さん(78才)だった。
《東京駅の八重洲口で転んで座骨骨折との事、周りの方が助けて下さり難なく救急車で搬送され入院》
紀子さんのアクシデントを虎上がSNSで報告したのは2024年10月。以降、紀子さんの近況が周囲に伝わらなくなった。
「それまで頻繁に仲よしな家族の交流を投稿していた虎上さんや、虎上さんの妻がSNSで紀子さんについて触れることがなくなったのです。高齢での骨折はその後の生活に影響を残しやすく、紀子さんの様子を心配する声が上がっていました」(芸能関係者)
骨折から1年4か月が経過した現在、紀子さんは冒頭の施設で暮らしている。
「骨折後、1週間ほど入院。その後の歩行訓練などのリハビリはかなりつらかったようですが、その甲斐あって日常生活に支障がない程度には回復したそうです。しかし、けがをきっかけに老後の人生を真剣に考えるようになったそう。持病の自己免疫疾患でめまいに悩まされていたこともあり、ひとり暮らしでまた転んだりすると大変だからと施設入居を決めたと聞きました」(紀子さんの知人)
冒頭の通り紀子さんが選んだのは一般の老人ホームとは趣が異なる。部屋には一般的なマンションと同様の設備が整っており、自由な暮らしが送れる。建物内には介護事業所やクリニックがあり、看護スタッフが24時間体制で常駐。カフェやサウナ付き大浴場、ジムやカラオケなどを併設するラグジュアリーさだ。
高齢になってひとり暮らしが不安になり、元気なうちに施設に移るのは珍しいことではない。だが相撲関係者の間では、「まさか彼女があの自宅を手放すなんて」と驚きの声が上がる。
「紀子さんがかつて住んでいたのは、都内高級住宅地にあり、大物芸能人も住む瀟洒なマンションです。“30才差愛”が報じられたお笑いコンビ・ピースの綾部祐二さん(48才)が“お泊まり”をして話題になったこともありました。
紀子さんが2001年に先代の二子山親方(初代貴ノ花、享年55)と離婚したときに購入した物件で、“終の棲家にしたい”と話すこともあったのですが、施設の入居の際にその思い出の家は売り払ったと聞いています」(前出・相撲関係者)
愛着のある自宅を手放して移り住んだのは、関東圏の海辺の町だった。
「てっきり頻繁に連絡を取り合っている虎上の家の近くに移り住むと思っていましたが、紀子さんが選んだのは、虎上の住まいからはかなり離れたエリアです。むしろどちらかと言えば、貴乃花の家の方面でしたから、“あの2人”もとうとう和解かと周囲はざわついていました」(前出・相撲関係者)
2人の息子に老後を頼る気はない
母と子の間には長きにわたる確執がある。女優だった紀子さんは、1970年に当時人気力士だった先代二子山親方と結婚し、2人の男の子を出産。兄弟揃って力士になると、空前の“若貴フィーバー”を巻き起こし、「日本一幸せな一家」と世間から羨望を集めた。しかし兄弟横綱が誕生した直後、貴乃花の“洗脳騒動”を機に兄弟の絆に亀裂が生じた。さらに母子の仲を切り裂いたのが2000年の紀子さんの不倫騒動だった。
「スキャンダルで父の名を傷つけられたことに貴乃花は激怒しました。騒動の末、紀子さんは離婚。先代親方が2005年に亡くなった後も、貴乃花の前妻・河野景子さんとの嫁姑関係や遺産相続を巡るいざこざまで巻き起こり、世間を賑わせました。2005年に貴乃花が週刊誌に『全ての元凶はオフクロなんです』と衝撃の手記を寄せ、実の母に“絶縁状”をたたきつけた形になりました」(前出・相撲関係者)
しかし、母として寂しい気持ちもあったようだ。2021年に所属事務所のYouTubeチャンネルに出演した紀子さんは「最近毎日、2人の息子を考えている」と神妙な面持ちで話した。

「確執が決定的になってからも、紀子さんは貴乃花さんのことをいつも気にかけていました。彼がメディアに出ると必ず目を通し、SNSなども欠かさずチェックしていたほど。2023年に貴乃花さんが、メディアで再婚を発表したときは『久しぶりに見た息子の笑顔がうれしい』と手放しで喜んでいました。ただ、その際にも紀子さんに直接の報告はなく、報道を通じて再婚を知った虎上さんから聞かされたそうです。
騒動から20年以上経ったいまも連絡は取っておらず、貴乃花さん家族と紀子さんの関係は断絶したまま。紀子さんが施設に入居したことも、貴乃花さんは知らないんじゃないでしょうか」(前出・紀子さんの知人)
息子への思いが届かぬまま住まいを移した紀子さん。その決意の背景には“母の思いやり”があるという。
「紀子さんは、わが子と仲直りしたいという思いを変わらず持っています。しかし先代親方との離婚後、悠々自適に生きてきた紀子さんは2人の息子に老後の生活を頼れるとも思っていないようです。だからこそ看護体制が充実した施設を選んだのでしょう。息子たちに対して『老後の世話はお構いなく』という気持ちでいるといいます」(前出・紀子さんの知人)
その選択は、大所帯を支えたおかみさんだった紀子さんだからこそできるものなのだろう。
※女性セブン2026年3月5日号