大和国の中心として、藤原京や平城京など、いにしえの宮古が栄えた「国中(くんなか)」。その地にある1200年以上の歴史を誇る大和四寺は「国宝の宝庫」--そこにしかない出会いを求め、悠久の地へいざ。
四季折々の花に包まれる「花の御寺」
686年に道明上人が天武天皇の病気平癒のために創建。真言宗豊山派の総本山であり、全国にある「長谷寺」の原点となる。桜や紫陽花など、四季を通じて境内を花が彩り、「花の御寺」としても愛される。本堂には日本最大級の木造の十一面観世音菩薩立像が祀られている。



鋳造レリーフなど、長谷寺ゆかりの3つの国宝も!(現在はすべて奈良国立博物館に寄託)



長谷寺
桜井市初瀬731-1
0744-47-7001
ツルリと喉越しのよいそうめんでひと休み
明治創業、6代続く長谷寺の門前にある食事処。地元名物の伝統的な三輪そうめんを味わえる。



酢屋長
桜井市初瀬745-1
0744-47-7121
「女人高野」として愛される慈悲深き山間の古刹
610年に天武天皇の勅命を受け、修験道の祖である役小角が創建し、真言宗の重要な道場に。高野山が厳しく女性を禁制したのに対し、女性にも広く開かれ「女人高野」として親しまれた。山間に佇み、建造物から仏像まで多くの国宝に出会える。





室生寺
宇陀市室生78
0745-93-2003
築300年の古民家で薬草リトリート
築300年の庄屋屋敷を改装し、薬草の力で心身を癒す「薬草リトリート」を提案する宿。薬湯や自家農園の野菜で、心身ともにリフレッシュ。


うだ薬湯の宿 やたきや
奈良県宇陀市榛原八滝1835番地
0745-85-3650
雲海を渡る優美秀麗な世界が広がる「快慶」の傑作
645年、大化の改新で左大臣となった安倍倉梯麻呂が安倍氏の氏寺として創建。遣唐使・安倍仲麻呂や陰陽師・安倍晴明も祀られている。日本三文殊の第一霊場で、御本尊は「三人寄れば文殊の智恵」で有名な文殊菩薩。国宝「渡海文殊群像」は日本最大(約7m)の文殊菩薩像で、日本屈指の仏師・快慶の円熟期の作品とされ、その流麗な美しさに息をのむ。

安倍文殊院
桜井市阿部645
0744-43-0002
飛鳥で創建された日本初の厄除け霊場
663年創建、日本最初の厄除け霊場といわれる。国宝の「開祖 義淵僧正座像」は木造の僧型彫刻で、8世紀末頃の制作と推定される。(現在は奈良国立博物館に寄託)



岡寺
高市郡明日香村岡806
0744-54-2007
吉野本葛で作るプルプルの絶品葛もち
吉野本葛本来の食感を味わってもらうため、『葛もち』(770円)の賞味期限はなんと10分!

飛鳥彩瑠璃の丘 天極堂テラス
桜井市山田692
0744-46-5566
「はじまりの地」奈良で「国宝」を深掘り
奈良大和中央部は、初代天皇である神武天皇が大和朝廷を建国した地。その後、飛鳥や藤原京など、幾代もの都が点在し、古来より「国中」と呼ばれてきた。この由緒ある地に創建された室生寺、長谷寺、安倍文殊院、岡寺は「大和四寺」と称され、連綿と受け継ぐ歴史の中で、貴重な「国宝」を数多く所有する。
興収200億円を突破し、公開から10か月経ったいまなお世界を圧倒させている映画『国宝』で主演を務める吉沢亮さんも奈良の国宝に注目する。『国宝』の舞台挨拶では国宝である京都・東寺での貴重な経験をしたという。
「登壇前に扉の前で待機している間、大きな薬師如来像に見守られて、なんとも言えない緊張感があったことがいまでも印象に残っています。以前、天下五剣の一つ『太刀 銘 三条(名物 三日月宗近)』などの刀剣を観賞する機会がありましたが、国宝が持つ不思議な感覚と圧倒的な感動を覚えました。
奈良は日本始まりの地といわれ、仏像など多くの国宝が残る場所。大人になったいまだからこそ、過去に思いをはせ、国宝一つひとつを深掘りする旅をしてみたいです」(吉沢さん)

奈良旅行の起点におすすめ!
ならまちにある複合観光施設。観光案内所の「繭(まゆ)」、食堂の「竈(かまど)」、カフェの「囀(さえずり)」の3つが集まり、奈良の食や文化を発信。

鹿の舟
奈良市井上町11
0742-94-3500(繭)
※掲載の情報は2026年3月6日時点のものです。
提供/JR東海 撮影/玉井幹郎 取材・文/岸綾香
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■大和四寺についてもっと知りたいかたは、JR東海の観光キャンペーン「いざいざ奈良」公式サイトでチェック!
〈「いざいざ奈良」公式サイト〉
https://nara.jr-central.co.jp/campaign/izaiza_yamatoyoji/