
設計から組み立て、検査まですべてを新潟の自社工場で行う“メイドイン新潟”の家電メーカー「ダイニチ工業」。同社が2年半の歳月をかけ、バリスタがハンドドリップでいれた味を再現するコーヒーメーカーを開発した。こだわったのは抽出の精度だ。
「タンクの水を吸い上げながらヒーターで温め、そのお湯が抽出部にダイレクトに流れ出る方式が一般的です。その点、本製品は水を吸い上げた後、いったん内部にためて適温にしてから適切なタイミングでお湯を落とします。この仕組みにより、温度・量・注湯の間隔を細かく調整できるのです」(同社商品開発部の柳内晋太郎さん・以下同)

こうした手法を採用した理由は、抽出スタイルの異なる2人のバリスタによる。両者の個性に応じた2つのモードが本製品にはあり、小野光氏監修の「NEW WAVE」モードと、天野大氏監修の「CLASSIC」モードだ。

前者は、浅煎り豆を中心に水流で粉を攪拌しながら抽出するスタイルで、比較的多めの湯を使う。対して後者は、伝統的な手法に倣ったタイプで、中深煎りから深煎りのコーヒー粉をゆっくりと蒸らして膨らませて抽出し、控えめな湯量で仕上げるタイプだ。この2つのモードの切り替えは、付け替え式の回転ノズルとドリッパーとの組み合わせにより実現した。

「お湯を回しながら注ぐ回転式ノズルは、粉の動きや分散を調整し、それぞれの抽出方法に合わせた注ぎ方を再現します。ドリッパーは流路を制御する構造で、モードごとに落ちるスピードと広がり方が変わります」
「NEW WAVE」は、浅煎りの特長を引き出すために大きく円を描くように注がれ、抜けのよいドリッパーと組み合わせてフルーティーな酸味を際立たせる。一方、「CLASSIC」は、粉を静かに落ち着かせる注ぎと、ゆっくり落ちる流路設計により、深いコクを引き出す。

「香り・酸味・旨味/甘味・苦味・雑味・濃度・総合という7項目で評価し、豆の焙煎度やいれ方ごとに細かな検証を重ね、各モードに最適なレシピを導き出しました」

また、コーヒー粉の焙煎度によっても抽出をコントロールする。LIGHT(浅煎り)・MEDIUM(中煎り)・DARK(深煎り)の3段階があり、焙煎度に応じた仕上がりとなる。2つのモードと3段階の焙煎度から6通りの味わいが選べ、そこに豆の特性が加わるので楽しみ方は無限に広がる。
【商品DATA】
『コーヒーメーカー MC-SVD40A』ダイニチ工業 4万9830円
外形寸法/高さ425×幅227×奥行321mm
質量/約4.9kg
計量カップが付属。好みのドリッパーとノズルを取り付け、ドリッパーにペーパーフィルターとコーヒー粉、タンクに水をセット。カップ数(1〜4杯)と焙煎度、抽出モードを設定する 。
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取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2026年4月16・23日号