健康・医療

《医師が実践する免疫力アップの習慣》「夕食後にヨーグルトで腸を整える」「全身浴とストレッチで温活」…極意は“何かをプラスする”以上に“マイナスになる行動をしない” 

免疫力UPのポイントは「マイナス行動をしない」 

 ここまで見てきたように、免疫力を高める方法は特別なものばかりではない。日々の生活の中に取り入れられる小さな習慣の積み重ねが、体調の安定を支えているのだ。ちぐさ内科クリニック覚王山院長の近藤千種さんが言う。 

「免疫力を上げるための極意は、“何かをプラスする”こと以上に、“マイナスになる行動をしない”ことです。体にいいものを取り入れるのも間違っていませんが、同時に『体に悪いものを食べない』『暴飲暴食は控える』など、体によくない習慣を見直すことを意識してください」 

銀座リシェスクリニック院長の平岡美樹子さん
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 消化器病専門医の工藤あきさんは、健康のために「頑張りすぎない」ことの大切さを説く。 

「ストレスは免疫力低下の一因になりますが、職場や家庭でのちょっとしたストレスは、自分でも気づかないうちに抱えていることが多い。にもかかわらず、あれこれ健康習慣を試みようとすると、それ自体が新たなストレスになって免疫力の低下を招くことになりかねません。自分に合った方法で、無理のない範囲で行うことが大切です」 

 日々の積み重ねこそがすべての基本になると話すのはイシハラクリニック副院長の石原新菜さんだ。

イシハラクリニック副院長の石原新菜さん
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 「結局のところ、私たちの体調は1年を通してさまざまな要因に左右されます。しかし生活の土台さえしっかりしていれば、受ける影響を小さくすることが可能です。健康の近道は自分なりのルーティンを無理のない範囲でつくり、続けていくことです」 

 特別なことを行うよりも、日々の生活を整えること。その積み重ねが、結果として免疫力の支えになる。 

(前編から読む) 

※女性セブン2026年4月16・23日号