コリの解消や「いい睡眠」につながるメカニズム
シャクティマットの使い方は超簡単。床に広げたマットに、上半身裸もしくは薄い肌着1枚になって仰向けで寝転がるだけ。約6000個のスパイクが背中をガンガン刺激し、安眠や冷え改善、コリ解消といった効果が期待できるという。
「まるで夢のような話ですが、現代医学の観点からみても理に適っているんです」と語るのは、たけしファミリークリニック院長の北垣毅さんだ。
「そもそも、コリを引き起こす原因は筋肉が緊張して血流が悪くなることで体にたまる老廃物です。シャクティマットは無数の突起が皮膚の表面を刺激するので、表皮近くにある毛細血管が拡張して血流がよくなる。それに伴い老廃物が押し流されるので、コリが解消されるというメカニズムです。
また、血流が改善されると、全身に酸素や栄養が充分に行き渡るようになり、エネルギー代謝がよくなります。代謝が上がると体内で熱が生成されるので冷え症の改善も期待できます」

田中がラジオで言及した「いい睡眠」についても根拠があるという。
「まず、トゲによる痛覚が交感神経を刺激します。すると痛みを和らげようと『エンドルフィン』が分泌される。これは別名『脳内麻薬』とも呼ばれる鎮痛効果や多幸感をもたらすホルモンで、ゆったりとした気持ちよさを誘うので徐々に副交感神経が優位になります。その結果、心身がリラックスした状態になり、睡眠を促進するホルモン『メラトニン』が分泌されるので安眠がもたらされる、というわけです」(北垣さん)
さらに北垣さんは美容促進や便秘改善の効果もあると続ける。
「マットに寝ることで、血管と同じく全身に張り巡らされたリンパ管を通るリンパの流れもよくなるので、むくみ改善が期待できます。
前述のように副交感神経が優位になるので内臓の働きがよくなり、腸の活性化にもつながります」
ヘア&メイクアップアーティストの岡田知子さんは、このマットを日常のルーティンに取り入れている。
「モヤモヤと悩んだり疲れてきて集中力が欠けたりしたらシャクティマットにゴロンと寝転ぶようにしています。私の場合、スパイクの心地よい痛みによって思考がリセットされて、体がポカポカしてくるんです。呼吸も深くなるので心身ともにリラックスできます。日常生活で疲れた体と心の緊張をほぐしてくれるので、とても重宝しています」(岡田さん)
はじめは数秒も耐えられない
前出の北垣さんは「マットは就寝前もしくは入浴後に15分前後利用するのがオススメですが、注意点もあります」と語る。
「初心者のかたは痛みが強く出やすいので薄手のTシャツなどを着て試すのがベター。最初のうちは数分から始め、慣れてきたら徐々に時間をのばすといいでしょう。はじめは数秒も耐えられないという人もいるので、気をつけて。
また皮膚炎やじんましんがあったりアトピーで肌が荒れやすい人は使用を避けた方がいい。妊娠中の人も使用する際は医師に相談してください」(北垣さん)
田中を筆頭に多くの芸能人が愛用するのは、「シャクティ・ジャパン」が販売する2万円前後の商品だ。
「通販サイトでは模倣品も多く出回っており、なかには3000円程度で購入できるものもあります。ただ、正規品以外は性能がピンキリなので、値段に飛びつかず、よく確認してから購入するとよいでしょう」(前出・美容関係者)
美と健康を手に入れたい人は“トゲのある生活”を試す価値はありそうだ。
※女性セブン2026年4月30日号