福島訪問で選んだスイーツ
かつての学び舎で、休日のひとときを過ごされた愛子さま。その約1週間前には、成年皇族としての重要な仕事を無事に終えられたばかりだった。
4月6日から1泊2日で、天皇ご一家はそろって福島県をご訪問。発災から15年の節目にあたり、東日本大震災の復興状況を視察された。
「現地では犠牲となった人々への供花や、震災の甚大な被害を次世代に伝える資料館を視察されたほか、老若男女の被災者と直接懇談され、当時の状況や復興までの歩みについて耳を傾けられました」(皇室ジャーナリスト)

被災者と熱心に言葉を交わされるお姿だけでなく、愛子さまが現地で手に取られていた“福島土産”にも、被災地への強い思いが滲んでいたという。
「愛子さまは宿泊先の売店で、復興のために開発されたお菓子を目に留められ、お土産としてご自身で購入されたのです」(前出・宮内庁関係者)
愛子さまが購入されたのは、福島県大熊町で生産されたキウイを使った『シカクイキウイ』というお菓子だった。

「大熊町では震災前から、キウイが特産品として親しまれていました。しかし福島第一原発事故により、一度は町内の全てのキウイの木が伐採されてしまった。『シカクイキウイ』は、一度は失われてしまった大熊町のキウイをより多くの人に知ってもらうために開発され、昨年11月から販売が開始されたお菓子です。
見た目はその名の通り四角く、手のひらサイズのかわいらしい形。台湾の定番土産である『パイナップルケーキ』をイメージして開発されたそうで、しっとりとしたクッキー生地で、甘酸っぱいキウイの餡が包まれています。復興への思いも込められた、新たな福島土産の“定番”となることが期待されています」(大熊町関係者)
愛子さまは『シカクイキウイ』を購入された翌日、大熊町に足を運ばれ、実際にキウイ栽培に励む農家と懇談されている。
「今回のご訪問にあたり、愛子さまは何度もご進講を受けられただけでなく、資料を熟読されるなど入念に準備を重ねられていました。愛子さまがご宿泊先で大熊町のお菓子に目に留められたのも、常に被災地に思いを馳せ、復興の歩みを後押ししたいと思われているからこそでしょう。

また愛子さまは初等科時代から、帰宅後の“おやつの時間”を大変に楽しみにされていたほか、毎年結婚記念日には両陛下に手作りケーキを贈られるなど、甘い物好きでいらっしゃると聞いています。愛子さまがお土産にスイーツを選ばれたのも、そうした背景があったのかもしれません。ご帰京後、被災地に思いを馳せながら、舌鼓を打たれたのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)
お土産という何気ない選択の中にこそ、愛子さまが被災地とともに歩もうとされる“覚悟”がにじんでいた。