
10代のころからモデル・タレントとして活動。歯に衣着せぬ発言で、時には誤解されることもあった彼女も今や50代に。素のままに語るタレント・神田うのさん(51歳)は、バラエティ番組などで見てきた印象とは違う大人の女性でした。発売中の大人女性に向けたムックシリーズ『reShine2026年春夏号』に掲載している記事から抜粋して紹介します。
仕事を離れて知った、本当の意味での感謝
『破天荒』『毒舌』。20代の頃、引っ張りだこだったバラエティ番組では、そんな役回りが多かった。
「とにかくなんでも思ったことは口にしてしまうこともあり、それが当時ウケていたんだと思います。でも、それも周りがお膳立てをしてくれて、その中で泳がせてもらっただけ。ものすごくラッキーな存在だったのだと今ならわかります。
自分から『これがしたい!』という強い思いがあるわけではないけど、昔から『うのちゃん、お願いね』と言われると
100%で応えたいと思うタイプ。2つのことは同時にできないから、自分の中で優先順位をつけて、芸能もブランドの仕事もがんばってきた。誰かの期待に応えようとするうちに、『強い人』と見られるようになっていたのかもしれません」
この10年間は子育てのために仕事はセーブ。
「あのころに比べて今は、ちょっと大人になったので(笑)、『本当の意味での感謝』をもちながら、活動していきたいと思っています」

娘が教えてくれた再スタートの喜び
「子育てしながらでも仕事を両立できる方法はあったと思います。それでも私が10年という時間を子育てにフルコミットしたことに、後悔はないです」と言い切ります。
「14歳になった娘にある日、言われたんです。『ママ、そろそろ仕事したら』って。“もう十分私のことはやってくれたから大丈夫だよ”と背中を押された気がして。
子育てを経て、やっと今、世の中を客観的に見られるようになった。芸能界の中で仕事をいただけていたことは、光栄なことだったんだ、って。そんな当たり前のことに気づけたからこそ、まっさらな気持ちで今、お仕事を楽しめています」
◆神田うの
タレント。神奈川県出身。 モデル、タレント、ファッションデザイナー。 14歳でデビューし、90年代にバラエティ番組で人気を博す。 ウエディングドレスやストッキングのプロデュースなど実業家としても幅広く活躍。2007年に結婚し、一児の母。約10年の子育て期間を経て、芸
能活動を本格再開。
撮影/Tisch ヘアメイク/美舟(SIGNO) スタイリング/青木宏予 コーディネート/マキ・コニクソン 構成・文/加治かおる
※『reShine』2026年春夏号