健康・医療

《老ける人・老けない人の分かれ目》「食事」で注意すべきは食後血糖値を急上昇させる「高GI食品」 多くの食材をバランスよく使う“カラフルな食事”で老化の抑制を

酸化した食べ物で体内がさびる

 老化の大きな分かれ道となるのが食事だ。なかでも注意したいのが食後血糖値を急激に上昇させる「高GI食品」。『増量版 80歳でも脳が老化しない人がやっていること』の著者で、脳科学者の西剛志さんが指摘する。

「代表的な高GI食品は白米や食パンなど炭水化物を多く含む食品です。

 国立がん研究センターなどの研究では、高GI食品をよく食べる人の脳血管疾患リスクは食べない人より32%高く、死亡リスクも14%高かった」

 人間にとって重要なエネルギー源のひとつである炭水化物だが、食べ方に気をつけたい。

 管理栄養士の望月理恵子さんが言う。

「食後血糖値が急激に上がると、体が糖化して老いが進みます。これを防ぐには空腹時、炭水化物を先に食べないことが大切です」

 糖化による焦げつきとともに、「酸化」によるさびつきも老化を促進する。

「酸化したものを食べると体内がさび、老化が進みます。たとえばスーパーで値下げ札が貼られる揚げ物は酸化が進み、好ましくありません」(望月さん)

老化を進めて健康寿命を縮める生活習慣
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 老化を抑制する食事は「カラフル」がポイントだと望月さんが続ける。

「健康にいいとされる食材でもそればかり食べていると栄養が偏り、かえって不健康です。

 大切なのは多くの食材をバランスよく食べること。カラフルな食材を並べて食卓の彩りを豊かにすると、自然と多くの栄養素を摂取できます」

 熊本リハビリテーション病院サルコペニア・栄養支援センター長の吉村芳弘さんは「高齢者はたんぱく質を摂って」と呼びかける。

「若い頃と同じ感覚で粗食が健康と考えると逆効果です。老化による機能低下を防ぐには肉や魚、卵、大豆食品などを無理なく取り入れることが欠かせません」

 ただし、やみくもにたんぱく質を摂ればいいというわけではない。

「1日に同じ量のたんぱく質を摂る場合でも、朝・昼・夕20gずつ食べる人と、朝・昼10gずつ、夕40g食べる人とでは、前者の方が筋肉の合成効率が高くなります。朝食に卵や納豆、ヨーグルトを加えるといいですね」(吉村さん・以下同)

老化を進めて健康寿命を縮める生活習慣
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(第2回に続く)

※女性セブン2026年7月2日号