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カルーセル麻紀さんが語る“うらやましい人生の終わり方”「最期まで弱音を吐かず、自分が言いたいことを口にした、石原慎太郎さんの自分らしさに憧れます」

女優のカルーセル麻紀さん
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 誰にでも平等に訪れる「死」だからこそ、自分が思うような最期を迎えたいと願う人は多い。さまざまな人生の終い方があるが、どんな憧れの死に方があるのだろうか。

「(中村)玉緒さんもガッツ(石松)さんも、私の知り合いはもうみんな死んじゃったからね。同年代の人たちが亡くなるとドキッとしますよ」

 女優のカルーセル麻紀さん(83才)は、そう寂しそうに語る。自分がいまの年齢まで生きるとは思わなかったという彼女が「うらやましい死に方でした」と認めるのは、国会議員や東京都知事を務めた作家の石原慎太郎さん(享年89)だ。

「いい死に方をしている人が私の身近にはあまりいないけど、あえて言えば石原慎太郎さんかな。

 言いたいことを言って、やりたいことをやって亡くなった。実に男らしいかたでした」(カルーセルさん・以下同)

 2人が最初に出会ったのは、1963年にカルーセルさんが芸能界デビューした頃。当時、日劇ミュージックホールの踊り子だった彼女を慎太郎さんがいたく気に入ったのがきっかけだった。

「私のことを触ってきた酔っ払いを池に突き落としたら慎太郎さんが喜んで、浅草で芸者をあげてドンチャン騒ぎをしたのが最初でした。慎太郎さんは同性愛などが大嫌いだったけど私のことはすごくかわいがってくれて、彼の次にかわいがってくれたのが弟の石原裕次郎さん(享年52)でした。慎太郎さんは“おれの方が先に麻紀を知っているんだ”と張り合っていた(笑い)。私はそんな慎太郎さんが大好きでした」

カルーセルさん(右)は20才の頃に石原慎太郎さん(左)と出会い、交流を深めた。(写真提供/財界さっぽろ)
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 それから慎太郎さんはどこかでカルーセルさんに会うと必ず声をかけ、本の対談を持ちかけると快く引き受けた。2022年に逝去する直前、カルーセルさんはかかりつけの病院でたまたま慎太郎さんを見かけたという。

「“あら、どうしたの?”と聞くと“ん、少しな”とだけ言って、その後に亡くなりました。

 私はめったにお葬式に行かないけど、最後に出たのが彼のお別れの会だった」

 気さくでカッコいい慎太郎さんに「美学」を感じたとも振り返る。

「息子の(石原)良純に聞いたら、病床で“お父さん”と手を出したら“触るな!”と言われて腹が立ったって(苦笑)。慎太郎さんは病気で亡くなりましたが、そんなに長いこと寝たきりではなかった。最期まで弱音を吐かず、自分が言いたいことを口にした自分らしさに憧れます」

 慎太郎さんのように自分らしい最期を迎えたいというカルーセルさんは、自らの「理想の死」をこう語る。

「体にチューブを入れて植物状態になるのは嫌だからポンと逝きたい。私は毎晩、風呂上がりに映画を見ながら深酒していつの間にか寝落ちしていますが、そのままフッと亡くなるのが理想です。

 あ、寝ているんだと思って気がついたら幽体離脱していて、“あら、私死んでいるのかしら”という死に方がいちばんです」

※女性セブン2026年7月9・16日号

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