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【哀悼秘話】美輪明宏さん、生涯にわたって訴え続けた“反戦” 戦争に芸術を奪われたことで芽生えた権力への反発、決定的だった10才での被爆経験

スピリチュアルのカリスマだった美輪明宏さん
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 類いまれな美声と美貌で日本の社交界と芸能界に燦然と輝いただけでなく、晩年はスピリチュアルのカリスマとしても存在感を発揮した美輪明宏さん(享年91、本名・丸山明宏)。長崎で生まれた少年が、差別や貧困に立ち向かい、愛に生きた91年の生涯を詳報する。 

「神に近づいた人だった」

 6月下旬、所属事務所から美輪さんが老衰のために亡くなったことが公表されると、芸能界からお悔やみの声が相次いだ。

「神に近づいた人だった」

 自身のラジオ番組でそう評したのは、数々の番組で美輪さんと共演したことのある明石家さんまだ。

「あの人が言うことは間違いない、正しいんだって思うような存在やな。いろんなこと(苦労)があったりしながら堂々と、そして面白くそれを語れる。いろんなことを教えていただいて、いろんな話を聞かせていただいて、おれは幸せでした」

 2005年から放送されたトーク番組『オーラの泉』(テレビ朝日系)で美輪さんとともにスピリチュアルブームを牽引した江原啓之氏は、自身のYouTubeで「とうとう私も残されてしまったという感じがいたしております」とコメント。

神武以来の美少年と評判だった若かりし頃の一枚
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 長年、美輪さんと親交のあった黒柳徹子は『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の内容を急きょ変更して、2021年に美輪さんが出演した回を再放送した。その放送で黒柳から「やり残したことはありますか?」と尋ねられた美輪さんは「何もないですね」と即答。波乱に満ちた半生を振り返るように実感を込めてこう続けた。

「幸せだったかもしれませんね。どん底まで落ちたり、這いのぼったり。いろんなことやってきましたけど、幸せでしたね」

 最後にすべてを「幸せだった」と笑ってみせた美輪さん。自ら“奇妙奇天烈な生き様”と振り返る激動の人生の原点は、戦前の長崎にあった──。

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