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「グラミー賞はかつて、黒人アーティストの作品を一括りにする『アーバン』という名称を使った部門を設けており、世界的名盤を残しているビヨンセですら、そちらで受賞できても主要部門の受賞は逃し続けた時期がありました。
20年にアーティストの抗議などを受けて同名称は基本的に使用されなくなりましたが、多様化が進む一方で、主要部門の選考などでは、依然として保守的な傾向が残っているとの指摘は今もあります」
BTSはこれまでグラミー賞の「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門」などで5度、ノミネートされてきた。
受賞は悲願と見られていた一方で、今年2月には雑誌『GQ』のインタビューにリーダーのRM(31才)が「グラミー賞が欲しいなんてもう言いたくない」とも答えていた。
「朝鮮半島を象徴する民謡を新作のタイトルとしたことからも、グラミー賞のような既存の西洋の価値観に頼らない彼らの覚悟が感じられます。その上で、著名なプロデューサーを多数迎え、英語の歌詞も増やすなど、世界で勝負できる作品に仕上げている。
自分たちのアイデンティティを保ったまま、新たなポップミュージックの基準となるような音楽を自ら切り開き、世界へ発信することが、今の彼らの主軸なのでしょう」
自分の道は自分でつくる――。そんな姿勢がBTSの人気の理由なのかもしれない。

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