【『紅白歌合戦』司会選考の舞台裏】熊本地震の被災地応援企画が判断基準に NHKは福岡出身で朝ドラ脚本担当・バカリズムに打診も折り合いつかず、宮崎出身・堺雅人に白羽の矢

紅白の司会で大みそかを彩るのは、『VIVANT』で義兄弟を演じる堺雅人と二宮和也、そして芦田愛菜。民放ドラマから2人が抜擢された裏には、幻に終わった人気芸人への打診と、堺家の“夫婦のルール”があった。【前後編の前編】
NHKへの貢献度よりも圧倒的な知名度と好感度の高さ
「NHKが発表した今年の『紅白歌合戦』の司会は、堺雅人さん(53才)と二宮和也さん(43才)の『VIVANT』(TBS系)コンビ。2027年の大河ドラマ『逆賊の幕臣』の主演が決まり、『VIVANT』で別班のメンバーを演じた松坂桃李さん(37才)がゲスト審査員として招かれる可能性もあり、民放ドラマの出演者による異例の“紅白ジャック”が実現しそうです」(芸能関係者)
10月9日、『第77回NHK紅白歌合戦』の司会が発表され、ドラマ『VIVANT』で義兄弟を演じる堺と二宮、そして、芦田愛菜(22才)が国民的番組の大役に任命された。『VIVANT』は2023年夏に放送された第1シーズンに続き、今年7月に3年ぶりに続編がスタートした人気シリーズ。前作よりさらにスケールアップした壮大な物語と出演者の豪華な顔ぶれが話題を呼んだ。
「放送開始から10回連続で世帯視聴率が15%を超え、11月8日の最終回に向けて盛り上がりは最高潮。さらに、動画配信サービスでの再生回数が歴代最高を記録するなど、これまでに放送された今年のドラマのトップに君臨しています。
NHKが他局のドラマをフィーチャーすることはまれですが、国民的ドラマに出演した堺さんと二宮さんは名実共に“今年の顔”。NHKへの貢献度とは関係なく、圧倒的な知名度と好感度の高さで起用が決まったそうです」(前出・芸能関係者)
もっとも、選考過程においては別のタレントの名前も挙がっていた。判断基準の1つとなったのは、熊本地震の被災地応援企画だ。

「九州にゆかりのあるタレントをメインに据えたいと考えていたNHKがまず打診したといわれるのが、福岡県出身のバカリズムさん。昨年まで3年連続で司会を務めた有吉弘行さんに続く人気芸人枠で、2027年度前期の連続テレビ小説『巡るスワン』の脚本を手掛けるバカリズムさんは司会の大本命でした。ところが、スケジュールなどの折り合いがつかず、紆余曲折を経て宮崎県出身の堺さんに白羽の矢が立ったと聞いています」(NHK関係者)
堺は2015年に翌年の大河ドラマ『真田丸』の主役として、そして2023年にも『VIVANT』シーズン1のヒットを受けて審査員席についたが、紅白の司会は初。発表に際して「オファーをいただいたときは、信じられない気持ちでした。私でいいのか?という気持ちは、いまでも九分九厘くらいあります」と率直な心境を明かした。
「『VIVANT』の撮影が一段落し、入れ替わるようにして妻の菅野美穂さん(49才)の主演ドラマの撮影が始まることも大きく影響しているようです。2人のお子さんがいる堺家では、どちらかが仕事をしている間にもう一方が育児に専念するのが夫婦のルール。来年4月期に放送される菅野さんの主演ドラマの撮影中は堺さんが休む番で、『VIVANT』の役柄から一旦抜け出すためにも紅白の司会は絶好の機会だったようです」(別の芸能関係者)
一方の二宮は、今年5月をもって活動を終了した嵐のメンバーとして2010年から5年連続で白組の司会を務め、2017年には単独で司会を経験した紅白の常連。9年ぶりの司会に懸ける意気込みは熱い。
「堺さんが『二宮さんは共演したドラマ同様、尊敬する心強い弟』とコメントしたことに対して二宮さんは、Xで『VIVANT』風に『二宮和也は全勢力をかけて堺雅人に協力する』と返していました。
NHKを通じて発表したコメントでは『今回は嵐で歌って取り返すことができないので、ちょっとヒリヒリしています(笑)』と冗談交じりに語っていましたが、NHKにとっては昨年の紅白で嵐に出てもらえなかった“リベンジ”の意味合いもあるようです」(前出・芸能関係者)
(後編へ続く)
※女性セブン2026年10月29日・11月5日号