料理・レシピ

美と健康に効くフルーツ料理!りんご、ぶどうなどを使った肉と魚の絶品レシピ6品

家庭でもできるフルーツ料理を、料理研究家の尾田衣子さんが考案。「果物の甘味に塩気を効かせると、男性も子供も喜ぶ甘じょっぱい味になりますよ」(尾田さん)。

肉×フルーツ料理

果汁が肉の脂を洗い流し、もたれず、飽きずに食べられます。果物の酸味には肉を柔らかくする効果もあり。

※材料はすべて2人分です。電子レンジは600Wを使用しています。

柿と豚肉のオイスター炒め

濃厚なソースと柿の上品な甘さがよく合う。柿にはビタミンCやβ-カロテンが豊富。二日酔い予防効果も。

柿と豚肉のオイスター炒めが皿に盛り付けられている
みずみずしい柿を中華風にアレンジ
写真5枚

《材料》
豚肩ロース…200g
柿…1個
豆苗…1/2パック
サラダ油…適量
オイスターソース…大さじ1
しょうゆ…小さじ2

《作り方》
【1】豚肉は2cm幅に切る。柿は皮をむき、くし形切りにする。豆苗は根元を切り、半分の長さに切る。
【2】フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を焼く。豚肉に火が通ったら柿を加え、オイスターソース、しょうゆを加え、ざっと合わせたら豆苗を加えてなじませる。

牛肉とりんごのバターしょうゆ丼

しょうゆにりんごの甘味が溶け込んだ甘じょっぱい味に。りんごに含まれるペクチンには整腸作用がある。

牛肉とりんごのバターしょうゆ丼が器に盛り付けられている
すりおろしりんごがしょうゆによく絡む
写真5枚

《材料》
りんご…1/2個
にんにく…1/2片
まいたけ…1パック
レタス…2枚
バター…10g
牛薄切り肉…250g
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1/2
ご飯…茶碗2杯分

《作り方》
【1】りんごは半量をすりおろし、残りは薄切りにする。にんにくは薄切りにする。
【2】まいたけは手で食べやすい大きさに裂き、レタスは一口大にちぎる。
【3】フライパンにバターを熱し、牛肉、まいたけ、にんにくを炒め、火が通ったらりんご、りんごのすりおろし、しょうゆ、みりんを加えて炒める。
【4】器にご飯を盛り、レタスと【3】をのせる。

りんごと和梨の豚肉ミルフィーユグリル

果物とかぼちゃの甘味を生クリームがまとめ、ほっこりする味。和梨はカリウムが多く、むくみ予防に。秋の味覚をぎっしり詰め込んだ一皿。

りんごと和風の豚肉のミルフィーユグリルと、ぶどうとチキンのハニーマスタードソテーが器に盛りつけられている
りんごと和風の豚肉のミルフィーユグリル(左上)とぶどうとチキンのハニーマスタードソテー(右下)
写真5枚

《材料》
りんご・和梨…各1/4個
かぼちゃ…80g
豚薄切り肉…200g
塩・こしょう…各適量
ローリエ…4~5枚
生クリーム…60ml
オリーブオイル…大さじ1

《作り方》
【1】りんご、和梨、かぼちゃは薄切りにする。
【2】豚肉の表面に塩・こしょうを振る。耐熱皿に豚肉、【1】、ローリエを交互に並べて敷き詰める。
【3】【1】に生クリームを回しかけ、オリーブオイル、塩・こしょうを振る。
【4】180℃のオーブンで約20分焼く。

ぶどうとチキンのハニーマスタードソテー

ジューシーなぶどうと芽キャベツが、鶏肉を食べた後の箸休めにぴったり。ぶどうには疲労回復効果も。宝石のようなぶどうが華やかな主菜。

《材料》
鶏もも肉…1枚
ぶどう2種…各6粒
芽キャベツ…6個
ペコロス(小玉ねぎ)…3個
粒マスタード・はちみつ…各小さじ2
オリーブオイル・塩・こしょう…各適量

《作り方》
【1】鶏もも肉は余分な脂を取り、4等分に切って、表面に塩・こしょうを振る。ペコロスは皮をむき、芽キャベツと共に軽くゆでる。
【2】フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉を皮目から入れ、全体に焼き色がついたら取り出す。
【3】 【1】のフライパンにオリーブオイルを足し、ぶどう、半分に切ったペコロス、芽キャベツを入れて炒め、塩・こしょうを振る。
【4】 【3】を取り出して、粒マスタード、はちみつを入れ、ひと煮立ちさせる。
【5】器に【3】を盛り、【1】の鶏肉をのせる。鶏肉の皮目に【4】をかける。

魚介×フルーツ

淡白な魚介にフルーツを合わせると、味に奥行きを加えてくれます。いつもの食卓がグンと華やかに。

ぶどうとさんまのオイルパスタ

ぶどうと相性のいいバルサミコ酢と白ワインが隠し味。黒ぶどうは眼精疲労に効果的なアントシアニンが多い。脂がのったさんまの旨みに、ぶどうがさわやか。

ぶどうとさんまのオイルパスタが右上に、みかんの和風つみれ汁が左下に盛り付けられている
ぶどうとさんまのオイルパスタ(右上)と、みかんの和風つみれ汁(左下)
写真5枚

《材料》
さんま…2尾
塩・こしょう・小麦粉…各適量
エリンギ…2本
にんにく…1片
スパゲッティ…160g
オリーブオイル…大さじ2
ぶどう…12粒
白ワイン…50ml
バルサミコ酢…大さじ2
バター…20g
粗挽き黒こしょう…適量

《作り方》
【1】さんまは3枚におろし、3等分して、塩・こしょうを振り、表面に小麦粉をつける。
【2】エリンギは薄切りに、にんにくはみじん切りにする。
【3】たっぷりの湯に塩を加え、スパゲッティをゆでる。
【4】フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにく、さんまを入れて焼き、エリンギ、ぶどうを加えて炒める。
【5】 【4】に白ワイン、バルサミコ酢、バターを加えて軽く煮詰め、塩・こしょうで味を調える。
【6】 【5】に【3】を加えて絡め、器に盛り、粗挽き黒こしょうを振る。

みかんの和風つみれ汁

みかんはしょうゆと相性抜群で、マイルドなスープに。白い筋には血管を丈夫にするビタミンPが含まれる。食べる直前に果汁をしぼって香りも楽しむ。

《材料》
みかん…2個
里いも…80g
にんじん…1/2本
れんこん…1/4節
三つ葉…1/3束
水…500ml
しょうゆ…大さじ1と1/3
みりん…大さじ1
かつおだし(顆粒)…小さじ1/2
つみれ(市販品)…5個

《作り方》
【1】みかんは横半分に切る。里いもは皮をむき、食べやすい大きさに切る。にんじんは皮をむいて乱切りに、れんこんは皮をむいて1cm厚さのいちょう切りに、三つ葉は2cm幅に切る。
【2】鍋に、水、しょうゆ、みりん、かつおだしを入れ、ひと煮立ちさせる。
【3】 【1】に里いも、れんこん、にんじん、つみれを加えて煮る。
【4】里いもが煮えたらみかんを加え、軽く火を通し、三つ葉を加える。

この人に聞きました:料理研究家・尾田衣子さん

尾田衣子
写真5枚

イタリアで家庭料理を学び、料理教室『Assiette de KINU』を主宰。著書に『柑橘料理の本』(オーバーラップ)など。

撮影/玉井幹郎

※女性セブン2018年11月15日号

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