
氷上の戦いが始まるとともに、各テレビ局の“場外バトル”も熱を帯びる。ミラノ・コルティナ五輪のキャスター陣が火花を散らしている。
日本テレビ系列のメインキャスターは2006年トリノ五輪のフィギュアスケート金メダリスト・荒川静香(44才)。スペシャルキャスターは嵐の櫻井翔(44才)だ。
TBS系列ではスペシャルキャスターを9大会連続で務める、2000年シドニー五輪のマラソン金メダリスト・高橋尚子(53才)、総合司会に安住紳一郎アナ(52才)という盤石の布陣だ。
すっかり“五輪の顔”に定着している元プロテニスプレーヤーの松岡修造(58才)は、今回もテレビ朝日系列のメインキャスターに起用された。
「松岡さんは2004年のアテネ五輪から夏冬合わせて12大会連続で五輪キャスターを務めます。これだけ長期にわたって視聴者から飽きられない特異なキャラなのに、落ち着いて気持ちに寄り添ったインタビューもできるので選手からの評判も上々です。
冬季五輪では“松岡さんが現地入りすると気温が上がって雪が溶ける”といった笑い話が聞かれますが、今後も“五輪キャスターと言えば松岡さん”というのは続きそうです」(テレビ局関係者)
その一方、かつて氷上を沸かせた顔ぶれは、今回の五輪と距離を置いている。ともに五輪メダリストで、世界のフィギュアスケート界を牽引した浅田真央(35才)と羽生結弦(31才)の2人だ。

「真央さんは東京・立川にオープンした『MAOリンク』のアカデミーでの指導にあたっており、スケートシーズンは日本を離れられなかったのでしょう。昨年8月に開校したばかりですし、リンクの構想自体は2021年から始まっており、真央さんの人生を懸けたものでしたからね」(フィギュア関係者)
羽生も、3月と4月に単独のアイスショー開催を控えており、練習に余念がない時期だったのだろう。
浅田や羽生といった“本命”不在の今回の五輪キャスターの中で最注目なのが、フジテレビ系列のスペシャルキャスターに就任した石川佳純(32才)だ。2012年ロンドン五輪を皮切りに、2016年リオ、2021年東京と3大会連続で卓球女子団体のメダルを獲得した石川は、2023年に現役を引退すると、翌’24年のパリ五輪で即キャスターに抜擢された。
「お茶の間に受け入れられている笑顔はもちろん、勉強熱心さでも群を抜いています。キャスターを務めるにあたり、負けてしまった選手にインタビューする際の質問を、50項目以上用意していると言います。五輪では勝者よりも敗者の方が圧倒的に多く生まれます。
負けてしまった選手は、取材に応じたくないものですが、寄り添って本音を上手に引き出し、視聴者と共感できるようにしたいという思いがあるようです。長らく世界の舞台で戦ったからこそできる配慮ですよね。
ただ、夏季五輪は出場していても、冬季五輪の会場に足を運ぶのは初めて。どうやら相当な寒がりのようで、使い捨てカイロは箱ごと準備し、冬季五輪を取材したことのあるスタッフや松岡修造さんに、おすすめの防寒グッズについて聞きまくっていました」(スポーツ紙関係者)
キャスターの“2月の勝者”は誰か──。
※女性セブン2026年2月19・26日号