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温かみのあるピンクの装いに、紀子さまの思いやりがにじみ出ているようだった。
秋篠宮妃・紀子さまは4月21日、明治記念館(東京・港区)で、社会福祉法人恩賜財団愛育会の「第58回愛育班員全国大会」に出席。上皇さまの誕生を機に、母子保健と福祉の向上を目指して設立された同会の総裁を務める紀子さまは、全国各地で地域の人々の健康を守るために活動する愛育班員を労われた。
ピンクのワンピースに、いまでは多くの医療機関で廃止されてしまったものの、長年、看護師の象徴だったナースキャップを模した帽子を合わされた紀子さま。

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「紀子さまのお召し物は、アジアの絣(かすり)織物を意識したものではないでしょうか」と分析するのは、国内外の服飾染織史に詳しい大妻女子大学ライフデザイン学科准教授の須藤良子さんだ。絣織物とは、布地を織る前に染め分けた糸を織り上げ、柄や模様を表現する先染織物のこと。
「色味や模様を拝見したところ、このお召し物はシルクの絣織物だと思います。ただ、伝統的な日本の絣織物として結城紬や久留米絣がありますが、結城紬は模様がもっと細かいですし、久留米絣は大ぶりな模様で藍色を基調としたものが多いので、和テイストというよりもタイやラオスの絣織物のような印象を受けます。

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シルクの高級感や落ち着いた色合いが相まって上品なアジアンテイストに仕上がっており、紀子さまによくお似合いだと思います」
絣織物は日本のみならず東南アジア全域に根付いているという。須藤さんが続ける。