肌の乾燥が気になるこの時期。昨年、資生堂が行った実験で、ファンデーションを塗布した肌と無塗布の肌で数値を比較した結果、無塗布の肌よりも塗布した方が肌の水分量もキープでき、皮脂量を抑えることが明らかに。肌老化を防ぐには、紫外線対策とともにファンデーションの塗布が不可欠だということがわかった。
とはいっても、やみくもに塗ればいいというものでもない。長年、つきあっているはずのファンデーションだけど、意外と知らないことばかり。色選びからメイクのテクニック、こんなときどうしたらいいの?という素朴な疑問に答えます!
Q.年々、ファンデーションのノリが悪くなっているような…。よい対処法はないですか?
A.“顔剃り”などのうぶ毛処理を行うとファンデーションがノリやすい肌に
「角質が厚くなってごわついたり、顔のうぶ毛が濃くなっている可能性大。うぶ毛処理をすると、化粧水も入りやすくなり、ファンデーションのノリもよくなります」(ヘアメイクアップアーティストの加藤聖子さん)
また、女性は加齢によって女性ホルモンが減少してくると、口の周りのうぶ毛が濃くなる人が多いので気をつけて!
Q.ファンデーションをしっかり落とすのにおすすめのクレンジング法は?
A.ゴシゴシこするのはNG。低刺激の洗い流すジェルタイプのクレンジングを
ファンデーションに肌を保護する役割があるとはいえ、夜はきちんと落とすことが鉄則。
「肌に残っていると、毛穴が詰まって酸化し、さらに毛穴の詰まりを引き起こすことに。ゴシゴシこすったりして肌を刺激するのはトラブルのもと。肌にやさしい洗い流すジェルタイプのクレンジングで洗いましょう」(『渋谷スキンクリニック』院長・吉田貴子さん)
Q.アイメイクが落ちて目の下が真っ黒に。ファンデーションを塗り直しするには?
A.クリームかオイルをつけた綿棒でぬぐい潤いをキープして!
アイメイクが落ちてパンダ目になっていると疲れた印象になるため、外出先でもファンデーションを塗り直したいもの。「ティッシュなどでこするのはNG。まず綿棒にアイクリームか美容オイルをつけて、黒くにじんだ部分をぬぐいます。その後、ファンデーションを指でトントンとたたき込むように塗り直せば潤いを保てます」(加藤さん)。
Q.シミやしわを隠したくて厚化粧になってしまいます!
A.厚塗りするとしわをより目立たせることに! シミはカバー力のあるファンデーションを重ねて
「特にしわが気になる目元や口元は厚塗りしがちですが、時間が経つにつれ、余計にしわが目立つ原因に。シミをコンシーラーで隠すのもパサついた印象になります。カバー力のあるファンデーションをピンポイントで少量ずつ重ねましょう」(加藤さん)
Q.ファンデーションの色の選び方を知りたい!
A.肌を明るくするならピンク系。シミが気になる人はワントーン暗めを
「オーバー40は、ピンク系の色を選ぶと肌が明るくなってキレイに見えます。シミが多い場合は、自分の肌よりもワントーン暗めの色を選ぶとシミが目立ちません」(加藤さん)
Q. ニキビや赤ら顔が気になるけど、どんなファンデーションを塗ったらいいの?
A.自己判断で選ぶと症状を悪化させることも。一度医師に相談を!
「ニキビや赤ら顔の原因は皮脂と関係があるので、ファンデーションの油分で症状が悪化する場合もある。医師に診察してもらい、そのときの肌に合うものをアドバイスしてもらいましょう」(吉田さん)
イラスト/飛鳥幸子
※女性セブン2019年2月14日号
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