栄養たっぷりな旬の野菜は、ダイエットの強い味方。そこで、「ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)」に、「里芋」のダイエットや美容にうれしい栄養分とレシピ5種を教えてもらった。この時期ならではのおいしさを堪能して。
縄文時代に中国から伝来したといわれる「里芋」は、9月から11月にかけて旬を迎える。イモの中ではもっとも低カロリーで低糖質なので、ダイエット中にイモのほっくりした味わいを楽しみたいときに役立てたい。
里芋に含まれているぬめり成分が消化を促進し、整腸に役立ってくれるというから、便秘に悩む人にうれしい。また、カリウムを多く含むため、むくみ防止への効果も期待できる。
そんな里芋をおいしく食べるためには、保存方法に注意が必要。実は乾燥と寒さに弱いので、冷蔵庫に入れるのはNG。泥つきのものを選んで購入し、そのまま新聞紙にくるんで、冷暗所で保存して。
【おいしい里芋を選ぶポイントは?】
・皮の表面に縞がはっきりついている
・泥がついているものを選ぶ
定番に加えたい「里芋の煮物そぼろあんかけ」
シンプルに里芋のおいしさを味わうのなら、煮物にするのがいちばん。糖質が気になるのなら、砂糖の代わりにきび砂糖やハチミツを使って。
カロリー…142kcal(1人分) 調理時間の目安…30分
春菊×セロリの「里芋だんごのグリーンポタージュ」
βカロテンやビタミンAを含む春菊には、抗酸化作用や美肌作りへのプラスが。色鮮やかなグリーンのスープは、ホームパーティのメニューとしても気分が上がる一品になりそう。
カロリー:161kcal(1人分) 調理時間:30分
和テイストの「豆腐のクリームグラタン」
クリームソースの代わりに豆腐を使うことで、しっかりカロリーオフしたメニュー。とはいえ、白練りゴマと白味噌で味をつけているから、濃厚な味わいを楽しむことができるはず。
カロリー:280kcal(1人分) 調理時間:40分
柚子と木の芽が香る「鶏だんごと里芋の田楽」
里芋は冷凍ものを使うことで、調理時間が短縮できる。鶏肉、シイタケと低カロリーな食材揃い。食物繊維とビタミンB群を含むシイタケは、デトックスと代謝アップにも効果があるのも高ポイント。
カロリー:328kcal(1人分) 調理時間:40分
まろやか食感の「里芋のクリーミーコロッケ」
このレシピをカロリーオフしたい場合は、牛乳ではなく豆乳を使って。あるいは、冷凍した高野豆腐をすりおろして、パン粉の代わりに使うのもオススメ。
カロリー:643kcal(1人分) 調理時間:1時間20分 (冷やし固める時間を含む)
監修:ABC HEALTH LABO(エービーシー ヘルス ラボ)
東京を中心に全国約28万人が通うお料理教室「ABC クッキングスタジオ」の中で、ヘルスケアビジネスを推進するチーム。医療、美容、スポーツの観点から食を研究し、レシピ提案やセミナー、料理レッスンを行っている。公式サイトは、https://www.abc-cooking.co.jp/labo/