から揚げ、ポテトフライ、ピザ…。お酒を飲むと、ついつい脂っこいおつまみが食べたくなるが、太りたくないからグッと我慢…。ところが、そんな我慢は無用! コンビニやスーパーで手軽に買うことができる“食べても太らないおつまみ”があるという。管理栄養士の菊池真由子さんが教えてくれたのはアーモンドだ。
脂っこいおつまみの脂肪を燃やす!
「アーモンドなら、どんなお酒とも相性がいいうえ太りづらいです。お酒のおつまみには高カロリー、高脂肪なものを選びがち。だからこそ、脂肪や炭水化物をその場で燃焼して分解する成分を持つアーモンドの働きが重要になります」(菊池さん・以下同)
余分なカロリーの代謝を促し体に溜めない成分が、ビタミンB2。
「アーモンドにはビタミンB2が豊富に含まれています。効果を出すには、1食につき25粒程度がおすすめ。ちょっと多いと思われるかもしれませんが、脂肪や炭水化物の摂取量に対抗するには必要な量です」
25粒を一気に食べようとすると多いが、他のおつまみを食べながら、ちょっとずつつまめば、あっという間になくなる量だ。
お酒好きな人ほど補給すべし!
ビタミンB2の他にも、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富なのもアーモンドの魅力。
「ミネラルは、体内機能の維持や調節に不可欠な微量栄養素です。カルシウムは骨や歯の主成分になり、マグネシウムは血圧や体温調節を行います。中でも、マグネシウムの含有量はほかの食材と比べても群を抜いていますが、これはアーモンドを含むナッツ類全般にいえます」
ミネラル豊富と言われる代表格は牛乳だが、200ml当たりのマグネシウムの量は20mg。一方、アーモンドは1食分(約25粒)で81mg。牛乳の4倍のマグネシウムが含まれているのだ。
「さらに、マグネシウムには、カルシウムとのバランスを調節し、神経を穏やかにする働きがあります。マグネシウムとカルシウムの両方が含まれているアーモンドを食べれば気持ちもリラックス。心が安定すればストレスによる過食も抑制されます。特に、お酒をたくさん飲む人ほどマグネシウムが不足しがちなので、補給する意味でも積極的に食べてほしいおつまみです」
とはいえ、お酒の飲みすぎは禁物! 健康のためにもお酒はほどほどに、おつまみはアーモンド25粒を心がけて。
教えてくれたのは:管理栄養士・菊池真由子さん
管理栄養士。健康運動指導士。NR・サプリメントアドバイザー。日本オンラインカウンセリング協会認定上級オンラインカウンセラー。大阪大学健康体育部(現・保健センター)、阪神タイガース、国立循環器病センター集団検診部(現・予防検診部)を経て、厚生労働省認定健康増進施設などで栄養アドバイザーを務める。ダイエットや生活習慣病の予防対策など、のべ1万人の栄養指導に携わる。その活動の集大成として刊行した、『食べても食べても太らない法』(三笠書房)が10万部超え、『図解食べても食べても太らない法』(三笠書房)が16万部超えのベストセラーに。最新作は、『食べれば食べるほど若くなる法』(三笠書房)は5万部超え。
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