フォーマルでもカジュアルでも、コーデの主役になるジャケット。芸能界では、イケメンたちがジャケットスタイルでさらに男っぷりを上げています。シックやポップなど、さまざまに遊ぶ4人のコーデとは?
松坂桃李 ピンストライプで“スマート”に
映画『新聞記者』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶に、松坂桃李が登壇した。
本作は、東京新聞記者・望月衣塑子氏によるベストセラーノンフィクションを原案としたもの。新聞記者・吉岡エリカ(ウンギョン)を主人公に、権力中枢の闇に迫る。松坂は、“権力側”のエリート官僚・杉原拓海役。
カッチリとスリーピースを着た松坂。足元はストレートチップの革靴で、あえて着飾らずこなれた印象に。スーツにはいったピンストライプが体型も内面もスマートに見せた。役柄に合わせ官僚らしくまとめてみた?(7月23日)
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玉山鉄二 ワイルド男子が着こなすグレースーツ
Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』のワールドプレミアに、玉山鉄二が出席した。
本作は、アダルトビデオ界で伝説とされる監督・村西とおる氏の軌跡を描くドラマ。村西氏を山田孝之が演じることで、配信前から話題となっている。玉山は、村西の才能に惚れ込みアダルトビデオ制作会社を立ち上げた川田研二役を務める。
ワイルドな玉山は、「グレー×ブルー」のスーツルック。ネクタイもシャツと同じブルーを合わせたが、光沢感ある素材にしてヌケ感を出した。足元は、あえてダメージのある革靴にして、洗練されたスーツコーデにギャップをイン!(7月24日)
斎藤工 ジャケットが出す圧倒的な”主役感”
斎藤工は、7月末に行われたYAMAHA『はしれ!絵本』展の初日に登壇した。
バイクを愛するライダー40人のエピソードを元にした、オリジナル絵本を展示した同展。斎藤はこの日、トークのほか子供たちに絵本の読み聞かせも行った。子供が母親を探す際は一緒になって探し、会場に集まった母娘を癒やしていた。
奇抜なファッションが似合う斎藤。コーデの主役・ロングジャケットは、子供受けしそうなポップ柄。首元にはスカーフを巻いて、全体を引き締めた。ごちゃごちゃしがちなポップコーデだが、存在感のあるロングジャケットが圧倒的な”主役”として目を引いた。(7月25日)
菅田将暉 “昭和スーツ”をワントーンで
映画『アルキメデスの大戦』(公開中)の初日舞台挨拶に出席したのは菅田将暉。
三田紀房氏の人気漫画を原作とした本作。戦艦大和の建造計画が持ち上がった1930年代の日本で、主人公の天才数学者・櫂直(かいただし・菅田)は数学を使い建造計画を阻止しようとする。菅田は、この映画から感じたことについて「いろいろあるけれど、一番は『どんな歴史も人間が作っている』ということでした」と話した。
過去には、雪駄やスラックスといった「昭和ルック」が好みだと言われたことがある菅田。最近の会見ではレトロな雰囲気を持つダブルスーツを着ることが多い。この日も、もちろんダブル。オフホワイトのワントーンコーデで上下を統一。足元は、モスグリーンの靴を合わせオフホワイトになじませた。唯一アクセントとなっているのは、グレーのネクタイ。太めの襟から少しだけのぞかせポイントにしていた。(7月26日)
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撮影/浅野剛、平野哲郎、矢口和也