50代に似合う髪型は？AI髪型診断で600通りのバリエからズバリ判定！

40代以降の女性と話していると、「なんだか最近、髪形が似合わない」という声をよく聞くが、かく言う50代の記者も、新たな髪形に挑戦したくても、何が似合うかわからない。そこで、50代でもピッタリの髪形を見つける方法を探し当てました！

美容院で髪を整えてもらう女性 — 自分にピッタリ似合う髪型はAIが診断してくれる！（写真／アフロ）

若い頃はロングのツヤ髪が自慢だった人でも、加齢とともに髪のハリやボリュームは失われていく。

「30代頃から、生えてくる髪が変わったと感じるようになり、年齢とともに髪質にも変化が表れるのです」

と言うのは、日本ファッションスタイリスト協会代表理事のあいざわあゆみさんだ。

「加齢によって肌にシミやしわ、たるみが発生するように、頭皮も加齢によってたるんできます。これが原因で髪が立ち上がりにくくなり、ボリュームが出にくくなってきます。このため、若い頃と同じ髪形をしてもうまくスタイリングできなくなり、違和感が生まれるのでしょう」（あいざわさん・以下同）

50代の髪の変化と悩みとは？

この加齢による髪質の変化と悩みは、ヘア関連商品を数多く開発している花王の研究によっても明らかで、次のような傾向があるという。

30代前半までは「傷んでいる」「パサつく」「量が多い」「広がる」などの悩みが上位を占めるが、40代に入ると髪質の変化を多くの人が感じ始めるようになる。髪に関する40代の悩みの1位は白髪で、若い頃の「量が多い」「広がる」といった悩みよりも、うねり毛の割合が増えることで、まとまりにくくなることが悩みに加わる。

さらに、白髪が気になってカラーリングの頻度が増加するため、毛流れがそろいにくくなり、まとまりにくく、パサつきやすく、ツヤもなくなったと感じるようになる。

50代半ばになると、髪が細くなって、ハリやコシがなくなり、髪の本数も徐々に減っていくため、髪が“ぺちゃんこ”になる、分け目が目立つなどの悩みが上位になり、抜け毛や量が少ないなどの悩みも増えてくる。白髪が増えるとともに、きれいにヘアスタイリングをしたつもりが、持続しないなど、悩みも深刻化するのだ。

「うねり毛やツヤなどのトラブルは、髪が長いほど目立ちやすくなります。シニアになるとショートカットにする人が増えるのは、必然ともいえます。加齢による肌の衰えばかりを気にしがちですが、ツヤとハリのない髪は肌をくすませ、実年齢以上に老けて見える原因になるのです。充分に手入れができる長さの髪形にして、顔も髪もツヤとハリのある、若々しいスタイルを心掛けるといいでしょう」

だが、いきなりバッサリと切るのには抵抗があるため、まとめられる長さにとどめてしまう人も少なくない。

「気になる髪形を自分の顔と合成してシミュレーションできるアプリがありますが、自分で行うと、好きなスタイルを中心に選んでしまいます。本当に似合うかどうかを判断するには、第三者の意見を聞くことが大切です」

AI髪型（ヘアスタイル）診断とは？

とはいえ、美容師からアドバイスを受けても、カット後の自分がイメージできず、結局は「いつも通りで」となりかねない。そこで、頼りになるのが、最新の「AIを使ったヘアスタイル診断」だ。

花王『リーゼ』のブランドサイトにある「Style Change」は、日本ファッションスタイリスト協会の監修のもと、人や物が持つ個性を論理的に分析・分類する「Styling Map」というシステムを導入。顔立ちや骨格、髪の長さをAIが分析し、600通りのバリエーションから似合う髪形・髪色を提案してくれる、本格ヘアシミュレーターだ。

写真と肌色から「知的上品レディ」「愛されガーリー」「ハンサムレディ」「艶やかレディ」のどのタイプなのかを診断し、似合う髪形・髪色BEST3を決定。思い切ったイメージチェンジもあれば、髪の長さを変えない印象チェンジ法も提案してくれる。

「AIには感情がないので、究極の第三者による診断といえます。本当に似合う髪形を客観的に知ることができるので、いつもとは違う自分を発見するヒントになれば」

AIの実力がいかほどか、R50の本誌・女性セブン記者Ｙが「ヘア診断」してきました！