2019年は6本の映画に出演し、数々の映画賞を受賞した成田凌。『MEN’S NON-NO』のモデルとしても活躍している彼のファッションは、ストンと落ちたシルエットに仕上げたり、ヴィンテージアイテムを駆使したりするなど、独自のセンスをフルに発揮。他の人にはなかなか真似できないファッションばかりだ。
“全身白”に黒のアクセント!
映画『さよならくちびる』の初日舞台挨拶には、オフホワイトのセットアップを着た成田。一見シンプルだが、ジャケットはトレンドの開襟スタイル。インナーは白で合わせながら、足元は黒のシューズで締めた。メンノンモデルならではの上級者コーデと言えそう。(2019年5月31日)
優しさ引き立つベロアの効果
映画『さよならくちびる』の大ヒット記念イベントに登壇したときは、長袖のポロシャツ風トップスにデニムを合わせた。一見ラフだが、トップスのベロア素材がふんわりと柔らかな質感で優しい雰囲気に。(2019年6月13日)
同系色コーデでモードに決めて
映画『カツベン!』の記者会見では、アイボリーと白という、似た色を組み合わせた同系色コーデ。明るい色も相まってコーデ全体が柔らかい印象だ。中に白カットソーを合わせていたり太めのボトムを合わせたりとラフな着こなしだが、個性的なノーカラージャケット1枚でカチッとした雰囲気に。ウエストから垂れたベルトの白がアクセントカラーになっていた。(2019年12月2日)
ゆるくまとめたスポーツミックス
映画『カツベン!』の御礼舞台挨拶では、ノーカラージャケットでラフに。パンツも、ベルト部分が紐になっていてスウェットのようなゆったり感だ。これに合わせたのは、ロゴ入りのTシャツ。パンツインしてゆるい雰囲気を和らげている。スポーツミックススタイルも成田流に個性を発揮。(2019年12月23日)
パキッとフォーマルで勝負
『第44回報知映画賞』に出席したときは、ジャケットはカチッとフォーマル。襟が上に向かって尖っている「ピークドラペル」は、タキシードに由来するフォーマルなデザイン。これにより、コーデ全体がグッと引き締まって見えた。ネクタイはサテンのような光沢のある素材で、顔周りを明るい印象にする効果も。ジャケットをカジュアルに着こなすことも多い成田だが、この日は着崩すことなく正装で勝負した。(2019年12月18日)
白インナーでさり気なく軽く
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の試写会に出席した成田は、黒のオールインワンで登場。柔らかな素材で、ストンと落ちたシルエットが特徴。ウエストに付けたベルトも黒で合わせ、主張は少なめだ。ただし、中に合わせたシャツは白。袖口からもシャツをのぞかせ、アクセントにしていた。白を合わせることで、ズシッと重みのある黒コーデが軽くなる効果も。(1月29日)
タートルネックが知的な雰囲気
『第93回キネマ旬報ベスト・テン』の授賞式では、ジャストサイズのジャケットにオーバーサイズのスラックスをプラス。裾までストレートのスラックスは、サイズの大きさからベルボトムのようにも見えて、成田らしい個性的なシルエットだ。中にはワントーン暗いタートルネックを合わせ、知的で洗練された雰囲気を演出。(2月11日)
無造作ヘアもしっかり主張
映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の初日舞台挨拶でも、スリムなIラインを残しつつ、体のラインを出さない“成田流”のシルエットは健在。中に合わせた黒のカットソーはあえてくたびれたアイテムにして、こなれた着こなしを見せた。髪は両サイドに広げて無造作に。同作で演じた連続殺人鬼とはまた違う、不思議な雰囲気をまとった。(2月21日)