自炊を続けるなら、栄養バランスも意識したいもの。
草野かおるさんの著書『激せまキッチンで時短!簡単!ムダなしごはん』(ぴあ)では、時短料理のテクニックや簡単レシピを漫画で紹介している。社会人1年目でいっぱいいっぱいの一人暮らしをしている主人公の青葉ひなの(ひなちゃん)と、料理上手な隣人・本田知子(とも姉)のやりとりを楽しく読みながら、料理や食材に詳しくなれる1冊。
同書から、一人暮らしでは特に不足しがちな栄養素に注目。体内で作ることができないので、食べ物から摂る必要があるビタミンCについてピックアップ! ビタミンCを摂ることができる意外な食材と簡単レシピも紹介する。
ビタミンCを含むお手軽食材
◆緑茶
ビタミンCは野菜に多い栄養素だけれど、緑茶にも多いのだそう。緑茶(煎茶)のビタミンCは苦味成分のカテキンのおかげで壊れにくいのがポイント。急須でお茶を入れるのが面倒な人は、ティーバッグタイプを取り入れるのがおすすめ。
◆のり
海藻が原料ののりは、カロリーが低くて栄養豊富。意外にもビタミンCも含まれているとか。貧血にも効くという、最近注目の栄養素「葉酸」も摂ることができるとか。
◆じゃがいも
日持ちするお役立ち野菜のじゃがいもは、でんぷんがビタミンCを守ってくれるので熱に強く、カロリーはご飯の約半分と、実は優秀な食材。
「じゃがいものガレット」のレシピ
スイスの農家の朝ごはんがルーツの「じゃがいものガレット」は、でんぷんがくっつくのでパンケーキのような見た目になり、外はカリッと、中はほくほく。ベーコンや目玉焼き、プチトマト、ほうれん草のソテーを添えて「ヨーロッパの朝食風プレート」にしても◎。
じゃがいもを焼くときに、ピザ用チーズを混ぜてアレンジしてもおいしい!
《材料》
じゃがいも…1~2個 塩・こしょう…少々
《作り方》
【1】じゃがいもをスライサーで千切りにする。
【2】フライパンに油を引き、【1】を入れて10分程度弱火でじっくり焼く。
【3】皿をかぶせて裏返し、滑らせるようにフライパンに戻し、両面を焼く。
【4】塩・こしょうで味を整える。
著者:草野かおるさん
くさの・かおる。イラストレーター、防災士。出版社勤務ののち、イラストレーターとして活動。雑誌を中心にカットやイラストルポなどを手がける。PTA、自治会を通じて16年にわたり防災勉強会や防災訓練などで防災活動に関わったことを生かし、東日本大震災以降、ブログ、SNSでの発信を積極的に行っている。2018年には防災士の資格を取得。防災について講演を行う他、テレビやラジオにも出演している。『激せまキッチンで時短!簡単!ムダなしごはん』(ぴあ)は、『激せまキッチンで楽ウマごはん』(ぴあ)の2作目となる。インスタグラムアカウント@kusanokaoru
【データ】
ぴあ『激せまキッチンで時短!簡単!ムダなしごはん』
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