ポスチュアウォーキング:基本の歩き方
意識するポイントは、【1】頭の位置、【2】足、【3】腕の3つ。
【1】まずは、重心のとり方から。横から見て、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとが後ろで一直線になるように立つ。頭の重さをまっすぐ、かかとにのせる。
「みなさん頭を前に落として前屈みで歩いていますが、頭の位置を背骨のまっすぐ上にのせると自然に背筋が伸びます。これが人間の本来のノーマルポジションです」(KIMIKOさん、以下「」内同)
ステップの踏み方(3段階)をチェック!
1:膝を曲げて足を前に出す
2:後ろの軸足は膝を曲げずにまっすぐ。左足も前へ出したら膝を伸ばす。
3:伸ばした後ろ足で地面を蹴り、足からウエストにつながるようなイメージでさらに伸ばす。足の筋肉は伸び、お尻も上がる。
【2】歩くときは、前へ出す足が主役ではなく、後ろに伸ばす足が主役。後ろに足で蹴って膝を伸ばすことで、前に体を押し出す。体重がのった軸足を地面にしっかり押し込み、後ろに蹴るようにして歩く。このときに、指までしっかり使って、体重をのせて蹴っていくとお尻の筋肉に“スイッチ”が入る。着地した足の膝は必ず曲げずに伸ばす。
「お尻が開いてしまうので内股はだめ。へっぴり腰で歩かないようにしましょう。膝は伸ばしきったまま後ろに蹴って、足を伸ばして着地します。膝は前に行くときだけ曲げます。弾まず、すーっと歩くイメージです。みなさん、着地している足が曲がっているから歩くときにバウンドしてしまうんですね」
かかとからつま先までを使った足の動きを確認
重要なのは、かかとからつま先まで足の裏全てを使って地面を蹴ること。3ステップで見てみよう。
1:かかとからじわっと着地
2:徐々に重心を前に移動する
3:指まで地面にぐっと押し当てる
「足の裏を押しつけるように蹴りましょう。下にぐっと踏ん張る分、膝と太ももが伸びて、ウエストまでがつながります。頭を後ろ重心気味に置いてぐっと蹴るのでお尻が上がるんです。鼠径部と膝が伸びるので、循環が良くなってむくみにくく、足のスリムアップにとても効果的です」
【3】腕は後ろにまっすぐ伸ばす。
「腕のつけ根から後ろに伸ばすと胸が自然に開くので、姿勢も胸の形もきれいになります。同時に背骨を支えるとても大切な筋肉を鍛えます。背中のお肉もすっきり! 脇を締めて後ろへ伸ばすと筋肉が引っ張られ、これがバストアップにつながります」
それでは、ウォーキングの流れを動画で見てみよう!