副業を始めたり、ふるさと納税を活用したりして、確定申告をしなければならなくなった人もいるでは? そこでおすすめしたいのが、初心者でも簡単にできる会計アプリ。確定申告で必須となる帳簿作りは手間がかかるが、これを使えば大幅時短に。数ある会計アプリの中でも初心者向けのものを中心に厳選。2月からの確定申告に合わせて今すぐ始めよう!
【会計freee】難しい知識も操作も不要!レシート撮影でかんたん仕訳
シェアNo.1の会計アプリ。このアプリ一つで仕訳から確定申告書類の作成まででき、青色申告書の作成もサポートしてくれる。青色申告時に必要な複式簿記の知識がなくても家計簿のように簡単に記帳でき、レシートを撮影して画像をアップロードするだけで自動でデータ化されるのもありがたい。
最大30日間無料。有料コンテンツあり。個人向けスタータープラン1か月1300円、個人向けスタンダードプラン1か月2600円(税込・以下同)。
<おすすめポイント>
・シェアNo.1なだけあり、セキュリティ体制は万全。レシート撮影機能など初心者にわかりやすく作られている。
・銀行口座やクレジットカードと連携でき、自動で仕訳を行ってくれる。交通系ICとも同期できるため、改札を通るだけで自動で記帳される。
・難しい控除や計算も簡単。○か☓に解答していくだけで自動で計算され、作成された確定申告書類はPDFでダウンロードできる。
<ここが惜しい!>
スタータープランの場合、レシートの画像読み込みは月5枚まで。初心者向けに特化しているため、逆に会計の知識がある人や手入力をしたい人には使いづらいかも。
<おすすめ度>
★★★★★
【Money Forwardクラウド確定申告】家計簿アプリとの連携でお金の流れをしっかり管理
アプリに沿って入力していくだけで確定申告書を作成してくれるだけでなく、家計簿アプリ「Money Forward ME」と連携すれば、レシート撮影でデータを自動で取り込み、瞬時に金額、日付、店名などを記帳してくれる。一つ一つのお金の流れをしっかり管理できるのがこのアプリの最大の強み。
最大1か月間無料。有料コンテンツあり。パーソナルミニは1か月980円、パーソナルは1か月1280円。
<おすすめポイント>
・キャッシュフローレポートをはじめ、各種会計レポートを簡単出力。見やすいグラフで表示されるので、入出金金額や銀行残高など、お金の流れを視覚的にしっかり把握できる。
・銀行口座やクレジットカードと連携し、データを元に自動で仕訳も行ってくれる。ショッピングサイトなどの各種サービスとも連携可能。
・請求書(納品書・見積書・領収書)をいつでもどこでも作成できる。取引先での急な書類作成にも重宝しそう。
<ここが惜しい!>
他の会計アプリに比べて少し操作がちょっと難しい。しっかり管理できるため慣れれば心強いが、初心者向きではないかもしれない。
<おすすめ度>
★★★★☆
【Kaikei】業界最安の会計アプリ。仕訳までならこのアプリひとつで十分
複式簿記にも対応するなど、青色申告書作成のための仕訳機能が備わっているのに、年間2800円(初年度)とリーズナブルなアプリはなかなかない。白色申告する副業などの小規模利用者もしっかりカバー。銀行やカードとの連携をしないのでセキュリティに抵抗がある人にもおすすめ。
有料コンテンツあり。初年度年間2800円、次年度以降年間3500円。
<おすすめポイント>
・カレンダーや、月間円グラフで収支を確認。家計簿感覚で親しみやすい。
・1タップで確定申告に必要なデータの閲覧や、CSVのExcelデータを出力できる。
・freeeやMoney Forwardクラウド確定申告、弥生会計などの他社ソフトへのインポートも対応。
<ここが惜しい!>
Android端末には非対応。このアプリでできるのは複式簿記での仕訳まで。そのため、青色申告書(最大65万円控除)は作成できない。無料で使えるプランもあり、ほぼ全ての機能を無料で使えるが、データ登録に上限あり。
<おすすめ度>
★★★☆☆
Android版なし
【Taxnote】ユーザー登録不要!感覚的に操作でき、かゆい所にも手が届く優れモノ
現金などの支払い方法と勘定科目を選んで金額を入力するだけのシンプルな操作でスピーディーに帳簿入力できる。電卓機能や同じ日付で連続入力できるピン固定入力機能など、かゆいところにも手が届く機能の他、ユーザーライクなデザインで簡単に操作できるのもこのアプリの最大の魅力。さらに青色申告に使える複式簿記の仕訳にも対応。
月15件までの仕訳なら無料。有料コンテンツあり。Taxnoteプラスは年間3500円。
<おすすめポイント>
・作成した仕訳は、freeeやMoney Forwardクラウドなどの他の会計アプリにエクスポート可能。
・Taxnoteクラウド(1か月600円)を利用すれば、スマホやタブレットなど複数の端末で自動でデータを共有できる。
・Taxnoteクラウドを利用すれば、個人用と会社用などTaxnote内で複数の帳簿を作成、切り替えができる。
<ここが惜しい!>
基本的には記帳専門のため、最大65万円の青色申告特別控除の適用を受ける人は、仕訳データを他の会計ソフトなどに取り込み、申告書を作成する必要がある。
<おすすめ度>
★★★☆☆
【CalQ Share】会社員などの副業に特化した完全無料アプリ。マンガ解説や手厚いサポートも◎
副業と個人事業主では制度が異なる部分が多く、誤った手続きを行ってしまうこともあるが、このアプリは副業向けに特化しているため、会社員などが行う白色申告や青色申告(10万円控除)を行う人には最適。副業の確定申告を終えるのに必要最低限の機能のみを搭載しているため、シンプルで誰でもわかりやすい。難しい知識は一切必要なく、マンガによる解説や問い合わせなどのサポートが充実しているのも安心。
すべて無料。
<おすすめポイント>
・入力データをもとに作成される確定申告書の完成率がグラフで表示され、可視化することで作業の進捗状況を把握できる。
・税務署に提出できる確定申告に必要なPDFファイルまで作成できる。
・直感的な操作で収支をかんたんに記録できる。
<ここが惜しい!>
複式簿記には対応していないため、最大65万円の青色申告特別控除を受ける人には不向き。
<おすすめ度>
★★★☆☆
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