暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感する便利グッズを教えてもらうこの企画。今回は、掃除のプロ、おそうじペコさんに、イチオシの掃除グッズとその便利な使い方を紹介してもらいます。それはクレシアの『スコッティファイン 洗って使える ペーパータオル』です。

紙だけど布レベルにタフなペーパータオル
一見キッチンペーパーですが、布のような丈夫さと、紙のような吸水性を併せ持つペーパータオルです。使いはじめは清潔な布巾として、その後洗って繰り返し何度も使用でき、経済的。切り取り線がついていてカットでき、1ロールあたり61カット。つまり61枚入り。1枚あたり24.2cm×27cmの大判シートです。「コストコ」でも見かけたので、ヒットしているということなのでしょうか。人気の秘密が気になります。
布と紙のいいとこどり!手に取りやすいから掃除習慣が身につく
家事をしていると何かと布巾が必要な場面に遭遇します。でも布巾や雑巾だと使ったらそのあときれいにゴミや汚れを落としてからでないと洗濯できないので、そのゴミを取る作業と洗濯する作業が発生するし、キッチンペーパーやウエットティッシュだともろくて1か所の掃除にしか使えません。そこで便利なのがこのペーパータオルです。
「パルプとポリプロピレン素材の不織布タオルです。キッチンペーパーのような吸水性と布巾のような強度があるので洗えば2~3回は繰り返し使うことができます。ロールタイプなので、場所をとらず置いておけますし、何より手に取りやすく使いやすいので掃除習慣が身につくのも高ポイント。しかも日本製です」(おそうじペコさん・以下同)
調理から掃除までいろんなシーンで活躍するからコスパ高!
その見た目から、調理などに使えそうに思いますが、調理はもちろん、キッチンの掃除、トイレやお風呂まであらゆる掃除に大活躍するそうです。
「野菜の水切りなど調理補助はもちろん、冷蔵庫など清潔な場所の掃除、テーブル拭きや、トイレなどの一般的な掃除にまで使えます。使い捨てでありながら、キッチンペーパーより強度があるのでいろいろなシーンに役立って本当に便利です」
冷蔵庫など食品を扱うデリケートな家電の掃除に便利
何度も洗濯して使っているくたびれた布巾で冷蔵庫の内側や電子レンジなどの調理家電を拭くのには抵抗があるという人も多いはず。そんなときに便利なのがこのペーパータオルです。しかもキッチンにある家電などは油汚れなど頑固な汚れも多発するので、普通のキッチンペーパーではすぐに破れてしまい、ストレスに。丈夫であることがポイントです。

「冷蔵庫や電子レンジなど食品を扱うデリケートな場所の掃除に、雑巾では躊躇してしまいますが、これなら清潔なので安心して使えます。下ろしたての清潔なシートは冷蔵庫内の拭き掃除に使います。四つ折りにして、乾いた状態のペーパーに、エタノールをスプレーしてなじませれば油汚れと除菌ができる冷蔵庫用掃除シートになります」
あらゆる掃除にマルチに大活躍!「●●専用シート」が不要に
キッチンだけではなく、本当にありとあらゆる掃除に使えるのがこのペーパータオルの長所。しかも丈夫なので、寿命が長く得した気分になれるとか。
「使用後は洗ってさらに使うこができるのが最大のメリット。1度使ったものを洗ってとっておき、その後テーブル掃除など拭き掃除に使い、最後はもう1度軽く洗ってトイレ掃除に使います。洗剤さえ変えれば、いろいろな場所に使えるので『●●用掃除シート』を買う必要がなくなりました」
フローリングのワイパーに取り付けて床掃除にも
家で過ごす時間が増えるとそのぶん、髪の毛やホコリなど床の汚れも倍増します。そんな床掃除にもこのペーパータオルが活躍しているそうです。吸水性があるからよく洗剤を含んでくれるのもポイントです。

「フローリング用のワイパーにセットしてスプレータイプのワックスをかけるのにも役立ちます。ワックス専用シートがなくても、吸水性があるのでしっかりワックス成分を含むので、均一にきれいにワックスをかけることができます」
お風呂の天井や壁のカビ予防まで
女性だとなかなか重労働なのが天井など高いところの掃除です。便利な掃除用のワイパーに雑巾などを取り付ければ届きますが、力を入れると雑巾がよれたり外れたりして手こずることも。一方キッチンペーパーでは簡単に破れてしまいます。そんな場面でもこのペーパータオルなら、すべての欠点をクリアしてくれるそうです。

「ミニサイズのフローリングワイパーにこのペーパータオルを取り付けて、カビ取り洗剤を含ませてから、浴室の天井掃除に使うこともできます。キッチンペーパーだとすぐに破れてしまいますが、これならワイパーにつけてもよれることもなくしっかり拭き掃除をすることが可能です」
最後はトイレ掃除で使い倒すのが達成感!
キッチン周りで使って、床なども掃除したら、普通の“ペーパー”ならもうクタクタで使い物にならなさそうですが、このペーパータオルはかなりタフ。おそうじペコさんはペーパー生命を全うすべく、最後はゴシゴシと力を入れるトイレ掃除に使うと言います。

「キッチンの掃除や床掃除など2~3回使用したら、捨てる前に軽く洗ってトイレ掃除に使うのがお決まりコース。トイレ掃除用のシートも物によってはゴシゴシ力を入れると破れてしまいますが、数回使用してもしっかりしているので便器周りから、壁、床までトイレじゅうを掃除することができます。ここまでペーパーを使い倒すと、気持ちいいというか、達成感が感じられますよ」
【DATA】
『スコッティファイン 洗って使える ペーパータオル 61カット 1ロール』(日本製紙クレシア)
価格:399円(税込・編集部調べ)
https://scottie.crecia.jp/scottiefine/paper_towel.html
◆教えてくれたのは:掃除研究家・おそうじペコさん

掃除ライターの肩書も持ち、掃除の楽しさを伝えるためWeb連載や雑誌などさまざまな媒体で活躍。「ハウスキーピングコーディネーター2級」「掃除能力検定士5級」資格を保持。主な著作に『暮らしを楽しむお掃除エッセンス』(SBクリエイティブ)、『魔法の1分そうじ』(宝島社)、『お掃除やる気スイッチ』(三才ブックス)など。おそうじペコさんのブログ「暮らしを楽しむお掃除エッセンス」。