毎日の料理で献立に迷ってしまったら、レシピ本に頼ることもあるのではないでしょうか。
そこで、9月7日発表の「料理レシピ本大賞 in Japan 2021」の料理部門に入賞し、3年連続となる入賞を果たした『syunkonごはん7』(宝島社)から、人気レシピ5品を一挙紹介します。『syunkonごはん』は累計700万部を突破した人気シリーズ。3児の母で現役主婦の山本ゆりさん考案のレシピだから、どれも簡単で安くておいしいメニューばかりです。
「世界一簡単なさばのみそ煮」レシピ
電子レンジ調理なのに、鍋よりふっくらとおいしく、見た目もきれいに仕上がります。保存は冷蔵で3~4日、冷凍も可能です。
《材料》(2人分)
さば…2切れ(200g)
【A】砂糖、みそ、みりん、酒…各大さじ1 水…大さじ2 しょうが(すりおろし)…小さじ1/4
《作り方》
【1】さばはさっと洗って水気を取る。
【2】耐熱容器に【A】を入れて混ぜ、みそを溶かす。さばの皮目を下にして入れ、ふんわりをラップをかけて電子レンジ(600W)で3分加熱する。あら熱がとれたら、裏返し、冷ます。
※倍量で作る場合は、耐熱皿で作り、加熱時間を5分にする。
《ポイント》
・合わせみそを使うと、色が濃くなって、よりおいしそう見た目になります。
・さばの臭みが気になる場合は、塩をふって10分おき、さっと洗って水気を取ってから調理を。それでも気になる場合は霜降りがおすすめ。
・電子レンジ加熱後に冷ますことで味が入ります。温め直しは、固くならないように短めにしましょう。
「調味料2つで!甘辛鶏」レシピ
みりんを入れず、予熱で仕上げることが驚きの柔らかさの秘密なのだそう。保存は冷蔵で4~5日、冷凍も可能です。
《材料》(2人分)
鶏もも肉…1枚(300g)
【A】砂糖…大さじ1と1/2 しょうゆ…大さじ2
《作り方》
【1】鶏肉はフォークで両面に各30か所ほど穴をあけ、【A】をもみ込み、15分おく。
【2】耐熱皿に調味料ごと入れて、ふんわりとラップをかけ、電子レンジで6分加熱し、そのまま冷やす(明らかに生っぽい場合は、裏返して1分加熱)
※倍量で作る場合は加熱時間を10分に。6分加熱後、裏返して4分加熱する。
《ポイント》
・臭みは気になりませんが、敏感なかたはしょうがを入れるのがおすすめです。
・もみ込むときはポリ袋を使うとラクです。
・砂糖、レモン汁または酢各小さじ1、マヨネーズ大さじ1を混ぜてかけるアレンジもあります。
「ジューシー&カリカリ 本気の塩からあげ」レシピ
塩水につけることで、本当においしく仕上がります。保存は冷蔵で4日、冷凍も可能です。
《材料》(2人分)
鶏もも肉…1枚(300g) 片栗粉、揚げ油、塩…各適量
【A】顆粒鶏ガラスープの素、砂糖…各小さじ1 塩小さじ…1/2 水…100ml にんにく(すりおろし)、しょうが(すりおろし)…各小さじ1/4
粗びき黒こしょう、好みでキャベツのせん切り、マヨネーズ、 各適量
作り方
【1】鶏肉はひと口大に切ってフォークで1切れ10刺し程度の穴をあけて、厚手のポリ袋に【A】とともに入れ、冷蔵庫で1~2時間漬ける。
【2】ざるにあけ、ペーパータオルで水気をよく取り、バットなどで片栗粉をしっかりまぶす。
【3】フライパンに揚げ油を1cm深さまで入れて弱~中火で熱し、【2】を入れる。3~4分揚げ、裏返して2分ほど揚げる。塩、黒こしょうを軽くふる。好みでキャベツとマヨネーズを添えて盛る。
《ポイント》
・厚手のポリ袋がない場合は2枚重ねにするのがおすすめ。
・揚げるときは衣が固まってこんがりとするまで触らないのがコツ。最後だけ中~強火で10秒ほど揚げましょう。
「ハッシュドオニオンチーズ」レシピ
ツイッターで19万以上のいいねをもらった人気レシピです。チーズのカリカリ、玉ねぎのシャキシャキ&とろとろ感が最高で玉ねぎ1個をぺろりと食べられる1品。少ししょうゆをたらしたり、ポン酢で食べてもおいしいです。
《材料》(2人分)
新玉ねぎ、または玉ねぎ…1個 ベーコン…1枚 ピザ用チーズ…大さじ6(約50g) 片栗粉…大さじ3 サラダ油…大さじ1 あればドライパセリ、粗びき黒こしょう…各適量
【A】水…大さじ1 塩…少々
《作り方》
【1】玉ねぎは1cm角に、ベーコンは粗みじん切りにし、【A】と合わせて混ぜる。
【2】フライパンにサラダ油を熱して【1】を広げる。ふたをして弱~中火で焼き、裏返してこんがり焼く。あればドライバセリ、黒こしょうをふる。
《ポイント》
・ベーコンの代わりにハムやウインナー、豚肉のみじん切り、ツナやかつおぶしでもおいしく作れます。
・チーズが完全にカリッと固まるまで触らずに焼きましょう。
・裏返すのが苦手なかたは小さめに分けて焼いても良いです。
「バスク風チーズケーキ」レシピ
材料は5つだけ。オーブン、はかり、専用の型も不要です。しっとり濃厚、焦げ目も香ばしく仕上がります。保存は冷蔵で3日、冷凍も可能です。
《材料》(15.6cm角の耐熱容器台分)
クリームチーズ…1箱(200g)
【A】砂糖…大さじ5(約45g) 溶き卵…1個分 生クリームまたは植物性ホイップ…100ml 薄力粉、あればレモン汁…各大さじ1
下準備
耐熱容器の四隅に丸めたオーブンシートをおき、型用のオーブンシートを丸い型になるように整えながら入れる。
《作り方》
【1】ボウルに柔らかくしたクリームチーズを入れて、クリーム状になるまでよく練り、【A】を順に少しずつ加え、その都度泡立て器でよく混ぜる。下準備で用意したオーブンシートに流し、底を打ちつけて空気を抜き、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で4分、表面がほぼ乾くまで加熱する。
【2】アルミホイルにシートごと取り出し、シートが焦げないようにアルミホイルで周囲をおおい、砂糖適量(分量外)を表面にふる。
【3】オーブントースターで5~15分焦げ目がつくまで焼く。冷めたらアルミホイルごと冷蔵庫で5時間以上、できれば1晩冷やす。
《ポイント》
・レシピではコンテナ容量700mlもしくは1100mlの耐熱容器を使用しています。
・クリームチーズを柔らかくするには室温に戻すか、レンジで20秒ほど加熱します。溶けすぎないように注意しましょう。
・オーブンで作る場合は、12~15cmの丸型にオーブン用シートを敷き、220℃に予熱したオーブンで15~25分、様子を見ながら焼きましょう。表面の砂糖は省くか、10分ほど焼いて表面が固まってからふってください。
◆教えてくれたのは:山本ゆりさん
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986年、大阪府生まれ。主婦で、3児の母。身近な食材で簡単にできる料理と、個人的な話のブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」(https://ameblo.jp/syunkon/)が好評。Twitterのフォロワー数は109万人、Instagramのフォロワー数は112万人超(2021年8月31日現在)。