暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった！」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、無印良品を愛する最強ムジラーとしてテレビ番組などにも出演する整理収納アドバイザー・小林尚子さんが、人気を呼んでいる無印良品のポリエチレンケースについてその魅力と収納術を解説してくれました。
丈夫なのにやわらかく、水洗いもできる優等生な仕様
今回紹介する、無印良品の『やわらかポリエチレンケース』はやわらかく水洗いもできる収納ケース。水洗いできるので、清潔に使えます。また、角が丸いので、勢いよく取り出した際に角に体をぶつけるなど地味だけどありがちなアクシデントも回避。別売りのフタを使えば重ね置きもできます。
「角は丸みがあって、サイズによっては取っ手つきのものもあり、高い所の収納にも便利です。やわらかい素材ですが適度な硬さがありグニャグニャしないのも魅力のひとつ。サイズ展開も豊富で、収納するものや場所に合わせてセレクトできます。別売りのフタを使用すれば積み重ねもできるので、横の収納だけじゃなく縦の収納も可能。水気に強いので、水回り品の収納にもおすすめです」（小林さん・以下同）
使用頻度の高い食器はカテゴリ分けして収納
このポリエチレンケースは、耐冷性と耐水性に優れているので、水回りはもちろん、冷蔵庫の中の整理にも役立ちます。冷蔵庫の中には、小ぶりなハーフサイズがおすすめだそうです。小林さんは、キッチンで食器を部類分けして収納しているそうです。
「キッチンにある食器類は、割れ物も多く、そのまま重ねるのには限度があります。でもこのポリエチレンケースはやわらかいので、割れ物もこのケースの中で重ねて収納できます。わが家では、特に使用頻度の高い食器をセットで収納。お茶碗とお椀、お茶のセットなどを分けて縦に重ねたり、横に重ねたりして入れています。一般的な収納棚よりもスペースを取らずに、でもたっぷり収納できていると思います」
ごちゃつきがちなキッチン収納もすっきり見映えよし
キッチンはこまごましたものが多く、ごちゃつきがち。このポリエチレンケースは、つや消し調の質感の白い色なので、中に入れたものを隠して収納でき、空間をすっきりと見せてくれます。すっきり見せるコツは、大きさをそろえて並べること。形がばらばらで、まとまりにくい食器はもちろん、調味料や乾物なども、さっとケースの中にまとめて、棚に並べればすっきりと整えられます。
「陶器など、重い物を入れても、このケースは適度な硬さがあるので、グニャッとヘタらず引き出しやすいです。汚れもサッとふき取れるので、掃除のストレスもありません。横並びで大きさをそろえるだけで、気持ちいいくらい整います」