
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが12月5日、皇居・宮中三殿を参拝し、その後、宮殿で天皇陛下による宝冠大綬章の親授式に出席された。愛子さまは初めてローブ・デコルテでお召しになり、その上品で凛とした佇まいで多くの人を魅了した。
黒田清子さんから借りたティアラ
注目を集めたのはティアラだった。

愛子さまは両陛下とも相談の上、コロナ禍の国民生活への影響を考慮して、新調せず、天皇陛下の妹・黒田清子さんが使ったティアラを借りて着用された。そのティアラは愛子さまの頭上で輝きを放っていた。

愛子さまはご成年に当たって発表されたご感想で、「これからは成年皇族の一員として、一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております。そして、日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず、小さな喜びを大切にしながら自分を磨き、人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたいと思います」と述べられた。

眞子さん、佳子さまは豪華ティアラとドレス
女性皇族が成年皇族になることによる儀式では、ティアラ、そしてローブ・デコルテをお召しになり、その晴れやかな姿が注目を集めてきた。

10月に結婚して皇籍を離脱した小室眞子さんは2011年の祝賀行事に出席。ティアラは銀座・和光が制作したもので、ティアラを含めた宝飾品一式で2856万円だった。また2014年に制作された佳子さまのティアラは公募によりミキモトが受注し、宝飾品一式で2793万円で制作された。

おふたりともローブ・デコルテは、白地に金糸で花模様があしらわれているデザイン。ジャケットはデザインが異なり、眞子さんのは光沢が強く襟がやや細め。佳子さまのジャケットのほうが襟が大きめで、ボタンで留めるタイプになっている。


会見では、秋篠宮さまに「導火線が短く…」
眞子さんは当時の会見で、父である秋篠宮さまについて「厳しくしつけてくれたことに感謝しておりますけれども、導火線が少々短いところがあったと申しますか」と語っていた。

結婚や理想の男性像について聞かれ、「私はまだ余り結婚については考えたことはありません。理想の男性像に関しましては確たるものはございません」とお答えになっていた。
佳子さまも「私の性格についてですが、長所は自分では余り思いつきません。短所は,父と同じように導火線が短いところがありまして、家の中ではささいなことで口論になってしまうこともございます」と、眞子さんと同じ「導火線が短い」という表現で秋篠宮さまについて語った。

ご結婚について「将来的にはしたいと思っておりますが、来年の春から、また再び大学生になりますし、現在は考えておりません」と語り、理想の男性像については「一緒にいて落ち着ける方がいいと思っております」と話されていた。
愛子さまの会見は来年3月に行われる予定だという。どんなことを述べられるのか、大きな注目を集めそうだ。