2022年注目の旅先は?
今年のイベントを踏まえつつ注目の旅先をご紹介します。コロナ終息を願いながら、先々の旅計画をされてみてはいかが?
【1】岡山を中心とする瀬戸内海
3年に1度開催される人気アートイベント「瀬戸内国際芸術祭2022」が開催されます。「海の復権」をテーマに、2つの港と島々を舞台に開催。春、夏、秋と3つの会期があり、春は4月14日に開幕します。
また、JRグループ6社と地元自治体、観光事業者が一丸となって行うJRディスティネーションキャンペーンも7~9月は、岡山県を舞台に実施されます。全国のJRの駅ではポスターが掲示され、キャンペーンを機に、新しい地域魅力の創出やバラエティに富んだツアーの販売なども行われるので注目です。
【2】秋以降は佐賀・長崎を中心とした九州
秋には、佐賀の武雄温泉駅と長崎駅間に西九州新幹線が開業します。利便性という点では博多から在来線を経由するなど課題がありますが、水戸岡鋭治氏デザインの新幹線「つばめ」への乗車を目的とした旅、加えて温泉・自然・歴史と旅の魅力が溢れる九州全体への旅が、開業ニュースと共に注目を集めそうです。また、九州には海外気分が味わえる長崎のハウステンボスも。
【3】ジブリパークもオープン予定!年末に向けては愛知県に注目
秋には、スタジオジブリの世界観をテーマにした公園施設「ジブリパーク」が、愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園にオープンします。
5つのエリアのうち、2022年は「ジブリの大倉庫」、「青春の丘」、「どんどこ森」の3つ、2023年度には「魔女の谷」「もののけの里」の2つのエリアがオープン予定。世代を超えてファンの多いジブリ作品だけに人気が出るのは間違いありません。
名古屋では、テレビ塔がある街の象徴「久屋大通」を大規模リニューアル。コロナ禍の2020年に「RAYARD Hisaya-odori Park」としてオープンしています。
他にも、全国にコロナ禍では十分なPRができないままオープンしている施設が多くあります。移動が自由にできるようになった暁には、改めて知られざるニュースポットをめぐる動きも出てくるでしょう。
※この情報は1月21日時点のものです。
◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん
旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年よりNHKラジオ『Nらじ』月一レギュラー。トラベルナレッジ代表(https://www.travel-k.com/)。旅ブログも行っている(http://www.murata-kazuko.com/)。
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